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ありのままを生きること〜ルチアのラスール物語〜

第9話 ナターシャの救出


2度目の長期講座が始まった。

新しい仲間とバージョンアップした長期講座。
前回の講座が終わってからの「ロス」から復活して期待で胸を膨らましていた。
当時住んでいた社宅も子供が大きくなりそろそろ退去しなければならない時期に差し掛かっていた。時々、不動産情報アプリやサイトなどを見て探していたが、思うような物件が見つからないでいた。
そんな時、「インナートーク」というワークをすることになった。
コヒーランス状態で双六のような形式でハートと会話するように進めていく。
引っ越しにあたってどこに、どうやって見つけたらいいのか?聞いてみた。

地元の不動産屋さんで、地域も、家賃も出てきた。

そして、今住んでいるところは、インナートークで出た地域で家賃もぴったり同じだった。ハートの声を実感する出来事だった。

2回目の長期講座の最後のワーク

『前世ヒーリング』

今でも鮮明に瞼に焼き付いている・・・

長い瞑想の中で見えてきた景色、とても遠い昔、古城、土埃、荷馬車に乗せられて連れ去られる女性

長い瞑想から目覚め、ロープレでこの女性を仲間にやってもらうことになった。

女性の名は、ナターシャ、27歳の女性

今から3000年ほど前のヨーロッパ、荷馬車で連れ去られて、地下の牢屋に入れられている様子。何が怒っているのか分からず、不安と恐怖に震えていいる。
絶望の淵に立たされているナターシャに共感するも涙の奥に光る瞳が私に何かを訴えるように見つめていた。

その時、くみくみから
「ナターシャを檻から出してあげて」との声

物理的にナターシャを救出することになった。

ナターシャになった仲間は腰が抜けて動けない。

両脇に腕を入れて全身の力をこめて抱え上げた。
引きずるように助け出したその時、ナターシャは大声を張り上げて泣きじゃくった。
それをただただ抱きしめる。

「もう、大丈夫だよ。」

しばらくの間、震える背中を支え続けていた。

長編ドラマを見ていたかのようなリアルな情景をそこにいた4人にははっきりと見えていた。

このナターシャが私に伝えたかったこと。それは、なんだったのだろう・・・

ナターシャと巡り会えたことの意味をその後、折に触れて理解していくことになる。

今の時代、お城に籠城されることなどない。

だけど、抑圧された何かを解放する必要が私には、抱えきれないほどあったことさえ、その頃の私は気づくことさえできなかった。

それを時代を超えて伝えてくれたかのように今は受け止めている。

自分自身の心のブロック

依存心

自己否定

自己肯定感の欠如

などなど・・・
自分を大事にできないことで自分自身を心の檻に入れていたことに気付かされたワークとなった。

過去生からのメッセージの中に今を生きる私が学ぶべきことがたくさんある。
当時の私も、そして今の私も・・・

                   次回へ続く



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