書籍19.『これ以外のなにかはない: 悟りというのがなんなのかはわかりませんが(非二元・ノンデュアリティという探求)』ウェルカムレイン☆サヤカ(著)
最近、おもしろいなあとしみじみ感じる本に出逢いました。
ウェルカムレイン☆サヤカさん(”Welcome Rain”ってことかな。意味は「めぐみの雨」だそうです。素敵)の『これ以外のなにかはない』です。
本の内容
内容を説明するのが非常に難しい本ですが、一言でいうと、悟りについての本です。
副題には「悟りというのがなんなのかはわかりませんが」とありますが、それでもウェルカムレインさんの文章にうなずきながら、迷路のような思考の道をトコトコ歩んでいたら、ふと、ある瞬間に、こんな景色もあったんだなあと実感するような、そんな本です(分かりにくい)。
さて、タイトルにもある「これ」とは何なのか。
それは、いまここにあるこれです。そう、いま気づいてるこれです。思考が消えても消えないし、概念に頼らずともすでにある、これのことです。もはや、これしかありませんね。
著者曰く、いまここにあるこれは、これだけで完結しています。追加されるものはありません。シンプルそのもの。
それなのに、これを拒絶したり、コントロールしようとしたり、それ以外の「なにか」に変えようとしたりして複雑化し、シンプルさを見失ってしまうのです。
本書では、このようなことを、やさしい言葉で語ってくれます。優しくて易しい言葉。
でも、簡単とは限りません。というか、明らかに難しい。正直、本の内容をきちんと理解できたかは、かなり怪しいです。が、それでもいいのです。読んでいて楽しかったので。
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◆好きだった箇所
◆すごく大事なのに、忘れがちだと思うこと
◆気づきをくれた補足の文章
数年前のこと、とある本を読んで、どうやら世間一般でよく言われる「じぶん」ってヤツはいないらしいと知りました。それからしばらくして、実際にじぶんはいないんだと感じる体験をし、その結果「じぶんはいないが真実だ」と信じていたわけですが・・・。
結局のところ、それは「じぶんはいない」という概念に囚われていただけだったと、この文章を読んで気づいたのです。
「じぶんはいる」という概念から「じぶんはいない」という概念へ。それは、A という概念から B という概念へ移行しただけで、概念に縛られているという根本は変わっていなかったのです。
あ~、気づいてすっきり。
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