【解釈多め和訳】Just A Dream/Nelly
[Chorus]
Uhh, uhh, uhh
I was thinking 'bout her, thinking 'bout me
Thinking 'bout us, what we gon' be?
Opened my eyes, yeah
It was only just a dream
So I travel back, down that road
Will she come back? No one knows
I realize, yeah
It was only just a dream
君のこと、自分のこと、お互いの事、これからの事を考えていた
目を覚ました、全部夢だった
僕はタイムリープしている
君は帰ってくるのだろうか?誰も分からない
全部夢だったと気付いたんだ
・ここではherを「距離感のある第三者女性」と解釈して「君」と訳出。
・travel back(過去に遡ること)と travel down that road(将来を辿ること)で対になっている。主人公は夢の中で、(理想の)過去と未来を行き来している。
・「タイムリープ」は「時をかける少女」で登場する造語。一般的に「自分自身の意識だけが時空を移動し、過去や未来の自分の身体にその意識が乗り移る」という意味で使われており、自分自身が意識・身体とも時空を移動することを意味する「タイムトラベル」と使い分けられていることが多い。
・Sam TsuiとChristina Grimmieというアーティストが2人でこの曲をYouTube上でカバーしている(2010年)。Christinaはその後、2016年に22歳で死去(ファンによる射殺)。帰らぬ人となってしまったChristinaへの追悼として、Samが再度YouTube上でソロカバ―。二度と帰らぬChristinaに対して"Will She come back?"と呼びかけている。
[Verse 1]
I was at the top and now it's like I'm in the basement
Number one spot, now she found her a replacement
I swear now I can't take it
Knowing somebody's got my baby
And now you ain't around, baby I can't think
I shoulda put it down, shoulda got that ring
'Cause I can still feel it in the air
See her pretty face, run my fingers through her hair
My love of my life
My shorty, my wife
She left me, I'm tight
'Cause I knew that it just ain't right
あの時は最高だったけど、今はどん底に沈んでいるようだ
一番にいたけど、今は君には”他”がいる
他の人のものになったことが受け入れられない
君はここにいなくて、何も考えられない
"それ”をやめて、指輪を買ってあげたらよかった
今も彼女の可愛い顔が浮かび、
髪に指が通るのを感じられる気がするから
一生かけて愛する人、妻になる人
君に置き去りにされて、追い詰められている
それは間違ってるって自分で分かってたから
・ain't=are not 歌では否定文の時よくain'tが好んで使われる。
・put it down…何かをやめること。「それ」は何か彼女との関係に悪影響を与えた行動を指す。つべこべ言わずに指輪を買ってあげたらよかったといっているので、ケチってしまったことを後悔しているのだろう。愛情を素直に表現しなかったことを後悔していると思われる。
・shorty…女の子に対する愛情を込めた呼びかけとして使われる。
[Chorus]
[Verse 2]
When I be riding man I swear I see her face at every turn
Trying to get my Usher on but I can't let it Burn
And I just hope she know that she the only one I yearn - for
More and more, I miss her, when will I learn?
Didn't give her all my love, I guess now I got my payback
Now I'm in the club thinking all about my baby
Hey, she was so easy to love
But wait, I guess that love wasn't enough
I'm going through it every time that I'm alone
And now I'm missing, wishing she pick up the phone
But she made a decision that she wanted to move on
'Cause I was wrong
運転していて街角にぶつかる度に君の顔が浮かぶ
導きを求めようとするけどどうすることもできない
君が僕の焦がれる唯一の人であることを分かってほしい
時が経っても、より思いは強くなっていく
いつになったら自分は学習するのだろうか?
君に全力の愛をあげられなかった報いなのだろう
君のことを考えながら今クラブにいる
すぐに君を好きになった
でもその愛は十分ではなかったんだ
一人になるといつも”それ”を考えてしまう
電話を取ってくれるんじゃないかと期待してしまう
でも彼女は前に進む決断をしたんだ
僕が間違っていたから
・Usherという歌手がLet it burnという曲を出しているのでそれと掛けていると思われる。let it burnとは「全てをリセットして、お互いの道をやり直そう」という意味である。
・「それ」というのは便利な言葉だ。日本語だと指示代名詞はそれほど頻繁に使われない。「それ」と訳すと少し性的な意味が入る気がするが、ここではむしろ、「それ」とは君との思い出や君が今もいるという妄想などを指すと考える。
・「君」との距離感を出すために最後だけ「彼女」と訳出。
[Chorus]
[Verse 3]
If you ever loved somebody put your hands up
If you ever loved somebody put your hands up
And now they're gone
And you wishing you could give them everything
Everything (heyyy)
Said if you ever loved somebody put your hands up
If you ever loved somebody put your hands up
And now they're gone
And you wishing you could give them everything
誰かを愛したことがある人は手を挙げてくれ
みんないなくなった後に、全てを差し出せばよかったんだと後悔するんだ
Passengerのlet it goを彷彿とさせる。「人に愛をあげれるうちに、あげておけ。」というメッセージだ。太陽が恋しくなるのは、雪が降り始めたときだけである。
[Chorus]
・後記
最初の方で話題にしたSam TsuiとChristina Grimmieのカバーである。
自分がyoutubeに、そして洋楽にハマるきっかけとなったyoutuberだ。
一番お気に入りなのは最初の部分だ。
まず君のことを考え、次に自分のことを考え、そしてお互いを含んだ2人について考え、最後に世の中の変化の中でどういるべきかについて考える、という風に視点が移り変わっていくところが好きだ。thinking about~で3回フォーマットを揃えながら視点を動かしていくのが良い。
ところで、洋楽のカバーだと自分がしっくりくるように若干単語を変えて歌う人が多いが、日本曲のカバーだと比較的原曲を忠実に歌うことが好まれる傾向にあるような気がする。この背景にはカラオケ文化が影響しているのではないかと推察する。この辺りもまた掘り下げてみたいと思った。
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