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FF14のストリーマー案件について

何やら有名ストリーマーが集ってFF14で何かをするそうです。
( 08.29 ※誤解を招いてしまうようですので追記、ストリーマー企画に対する意見ですが、当然ながら状況を把握したうえでの話として書いております。)

さて、ここからは個人的な体感から推測を含めた話をしていきます。

現状に対しプレイをしていて感じる部分として
・拡張パッケージのリリース後のこの時期に、人が減るまでのタイミングが過去に比べて明らかに早い。
エリアを行き交うプレイヤー数が、目視で間違いなく少なくなりました。

・タンヒラ2名で4人用コンテンツに申請をした際、若干のDPS待ちが発生する事がある。
これまでは即シャキが当然だった条件下でDPS待ちが30秒でも発生する事態は、アクティブユーザーが減少している明確な表れだと思います。

・タンクよりヒーラーが不足している状況を見る機会が増えた(タンクより絶対数が多いはずのヒーラー待ち)

あくまで体感なので正確なデータは何も無いですが、割とこういう些細な変化には敏感な方なので
"今までの流れと違う"と感じている時点で何らかの変化は起きているのだと思う。

アクティブユーザーが減る要因として考えられる点は主に以下の理由。

1. 漆黒→暁月のイメージを引っ張ったままのヒカセンが黄金のレガシーで萎えた。
2. コンテンツアップデート内容と変わらぬ流れに、ただ単に飽きた。
3. 1と2の両方。

実際のところFF14に対する評価の大半を占めた部分は、長期に渡り描かれてきたストーリーの良さ、これはMMOとしては非常に珍しい傾向です。

10年の集大成を見せ、一旦の閉幕を迎えたその後
ユーザーの中でテンションの落差が生じ、黄金のレガシーを含む現在のFF14を色眼鏡で見てしまうことは大概仕方の無いことだと思います。

暁月までのストーリーは、その歴史背景込みで本当に素晴らしかった。
多くのヒカセン達があの頃の感情や思い出を切り離して今を考えるのは難しいのだろう、と想像もつく。
旧14~暁月に至っては、運営開発と多くのヒカセン達が作り上げた元気玉のようなもので
それぞれの歩みが一本の太い道と成った末での終着点だったように感じます、そう簡単に何かと比べられるようなものでは無いでしょう。

黄金のレガシーを庇うとすれば、ストーリーの対比とするならば "新生エオルゼア" の部分に限ってが適切なのかな、といったところでしょうかね。

個人的にはというと、黄金のレガシーは楽しめました。
特筆するほどでは無いにしろ盛り上がるシーンもあり、ジャンプ漫画のような王道展開ですが良かったと思います。


それはさて置き…仮にそのストーリーに魅力を感じられなくなった場合、FF14をプレイする理由が無くなるユーザーも相当数いらっしゃるでしょう。

他のコンテンツはというと、俗に"定食"と呼ばれる決まりきったものとなります。
高難易度とされる極や零式も含め、同じ流れを繰り返すうちに流石にある程度の人は自然と飽きがくるでしょう。

FF14はストーリー主導であった為、MMOとしてはその他に惹き付ける要素が少なく、キャラクター育成の部分に関しても比較的短期間で事が済んでしまう為
「ストーリーに魅力の無いFF14に用は無ぇ」
そういう意見や思いに辿り着く人がいても自然なことでしょう。

MMOを継続的にプレイさせる為に必要なもの
・ある程度の期間(時間)を要するコンテンツ
・それに見合う価値のあるご褒美

更には達成感や満足感だけではなく、ある程度の競争心を煽ることでプレイヤーは繰り返しプレイをしたくなる、またはプレイせずにはいられない感情になります。

フレンドとの交流も魅力だという意見もあると思いますが、それはゲーム側の要素ではなく各々個人の関係性に依るものであり、ウマが合う者同士であれば他のゲームでも成立することでしょう。

上述したようにFF14からストーリーを取り上げてしまうと、良くも悪くも"惹き付ける中毒性"が無いのです。

高難易度はそれを意味するものとは違うベクトルのコンテンツです。
着手したての時期は夢中になるとは思いますが、手に入れた装備も一定期間毎に無用の物と化し、旬が過ぎた装備品はミラプリ用になるか処分するかの2択です。
長らく休止していたプレイヤーでも、復帰したタイミングで装備を集めれば良いので、余程の拘りが無い限り継続的に高難易度コンテンツを遊び続ける必要性はありません。
やがては クリアしたい気持ちより、また覚え直して同じ流れを辿ることが億劫になり易い。

いつ遊んでも辞めても、プレイを再開すれば必ず最前線に並べるカジュアルさはプラスの作用とも言えますが
個人的にMMORPGとしてこの"シーズンリセット制"はマイナスだと考えており

「今の時期はまだ遊ばなくても良いかな」
という感覚がやがて
「もう遊ばなくても良いか…」
所謂"引退"へと繋がりやすい要因だとも思っています。

あくまで体感や経験からの推測と想像ではありますが
ここまで書き綴ってきた様々な理由で、黄金のレガシーリリースから早々に、継続課金のアクティブユーザーが減った可能性があるのではないかと感じています。

フリートライアルというサービスが存在しているので、若葉プレイヤーはそこらに居ます。
一見は人口が減ってるかどうかは判別しづらいかも知れません。

ここで冒頭の話に戻りますが、有名ストリーマー達に案件を振らないとならないような状態なのかという話。
ヒカキンをCMに起用したり、FF14とは噛み合いが悪い手を構わず打ってきているように感じてしまう。

ヒカキン、ヒカセンになる。(CM撮影中のみ)

CMの発表を知った際の個人的な感想としては
…?え?FF14にヒカキン?本当にただのネームバリュー効果だけを狙ったのか?という印象を受けました。

まずヒカキン自体がこれまでの活動の中で一切FFシリーズとの関連が無く、FFシリーズが彼の視聴者層の興味対象としても異なる毛色のゲームであること。
もし仮に彼のファン層を取り込むことを狙った施策だったのなら、彼自身にそれなりの期間の継続プレイをして貰わないと効果は無いでしょう。

まぁ、とにかく疑問が多かったワケです。

そして噛み合いが悪いというのは今回のストリーマー企画に関してもです。
ある程度ゲームを遊ぶ方々なら配信者でなくとも解ることですが、まずFF14が配信に不向きなゲームである点。

バトル風景を筆頭に、FF14のプレイ映像は視聴者に直観的な面白味を伝えられる要素が殆どありません。
現役プレイヤーであれば何が起きているか理解はできますが、知識の無い視聴者は意味が分からないでしょう。

そしてMMOの性質上、配信により大多数の無関係なプレイヤーに迷惑をかける(または迷惑を被る)可能性があり、配信者の知名度に比例してリスクが高まります。

そもそもですが、配信映えするゲームであれば
とうの昔にそこらじゅうのストリーマーが稼ぎのネタにしていたはずです。
ストーリーに対するリアクション切り抜き動画くらいはアリだが、それ自体も視聴者側もヒカセンである事が前提で、配信者との感情の共有により成り立つコンテンツです。

ですので今回のストリーマー企画がどういう層に向けたものなのか私にはいまいち解らない、そしてスクエニからの案件でないのなら何故今更?という謎なタイミング、暁月のフィナーレや漆黒で最高潮の盛り上がりを見せていた時期に便乗した方が数字は伸びたはずです。

FF14を知らない視聴者がバトルコンテンツを見た場合
「何か床がオレンジに光ってる?」
……せいぜいそんなもんじゃなかろうか、それ以上のリアクションってあるんかな?ʕ •́؈•̀

我々ですら零式攻略の初見時には
「うん?あ〜、はいは…やらんとわからん」
毎回そんなもんでしょうʕ •́؈•̀

知識があり目を向ける先を解っていないと、バトル中にプレイヤー達が何をしているのか、誰が活躍していて誰が失敗してるのか等の状況把握が出来ずに、傍目に全く面白くないだろうと思う。
(現役のヒカセンですら何も知らない人が多いのに…)

FPS/アクション/格ゲー等は、大した知識が無くても絵面で何が起きているかがある程度はわかり易い。
FF14は知識無しでどこを見て何を楽しむのだろうか。

もはやゲームの中身を知ってもらうとか構わずに
「〇〇さんが配信でやってたから自分もやる〜!」
っていう層を取り込もうとしてるのか?
主体性の無い人達は、配信者が遊ばなくなったら同じように辞めるぞ?

昨今のFF14のプロモーションには色々と違和感があるなぁ、と思わざるを得ませんでした。

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