【後編】登録支援機関「安住野」が出発!ベトナム人大学生に現地へ会いに行きました!
現地へ行った目的は!!
・現地集合!
・やっぱり現地で会いたい!見たい!
・来日型とオンライン型ではどっちがいいの?
・ベトナム人目線、日本人目線で何か違う?
➡チーム安住野
ーー安住野のベトナムメンバーが集合!!
2022年・2024年に私たちの会社でインターンシップをしたベトナムのメンバーのロンさん・クエンさんと日本で頑張っているアンさんを交えて、ベトナムハノイでチーム安住野が集合することが出来ました。
➡実際のベトナムの印象(高齢化・介護施設状況)
ーー滞在してみて高齢化状況は?
私たちが数値上で知っている高齢化状況よりかなり多く感じました。
ネットの情報ではベトナムは高齢化率9%台、日本は29%程と言われていますが、実際はもっと高齢化しており日本とそんなに差がないのではないかと驚きました。
ーー実際はどれくらい?
ベトナムに常駐されている方からは17%くらいになっているのではともおっしゃっていましたね。14%位からが高齢化社会と言われているので、ベトナムも既に高齢社会になっているのかと思います。
ーー介護施設状況は?
介護施設の視察までは行えませんでしたが、介護施設関係者との打ち合わせでは日本の医療法人・社会福祉法人が既にベトナム進出をしているようです。でもかなり少数とのことでした。地方では高齢者施設が出来始めていますが、施設利用料は高めに設定され入所できる方は限られています。文化的にも家族で高齢者の面倒を見るという文化が根付いていることもあり、過去の日本と重なる点も多いですね。
➡オンライン型インターンシップと来日型の違い
ーー以前にベトナム人大学生クエンさんとオンライン型インターンシップを行いましたが、来日型インターンシップとの違いはありますか?
【前編】でも話したようにやはりコミュニケーションの点では実際に会ってみる来日型が人間関係を形成しやすいですね。一方で他国との市場調査はオンライン型が現地情報を得られやすいと感じます。人材獲得の面では日本の中小企業を見ていただける来日型が向いており、両社が求める条件により使い分けるのが最適だと思いました。
➡滞在してみての新たな発見
ーー大学生のクエンさんからだとあまり高齢化を意識していなかったとのことでしたが?
現地に行ってみると、意外と健康について意識していると感じました。早朝から高齢者が公園等に集まり、太極拳や体操をしているのを見ました。ただ意識はしているものの、それに伴う様々なサービスが全然整っていないのが現状なのではないでしょうか。
➡新たなマーケティングを考える
ーー富裕層向けの介護施設はあるようですが?
そうなんです。すでに介護施設を建てていくビジネス化が始まっていますが、建物があっても利用者が極端に低いです。その理由として使用料が高額であったり、高齢者は実家で介護するという日本の流れに酷似しています。
ーー何か他の解決策はあるのでしょうか?
現在考えていることは在宅で普通の生活をしながら老後を過ごしていくという在宅系の支援がいいのではと思っています。
ーーその理由は何ですか?
ベトナムは日本よりは高齢化は進んでいませんが、年月を重ねればいずれ介護は必要になります。しかし、実際に介護保険制度があるわけではないので、入所となれば費用の負担等で家族は困難を強いられます。それを少しでも回避するために現在の家で最後まで住み続けられる在宅系サービスを提供したいからです。
➡既に高齢化問題を抱えている日本の介護業界が出来る事
ーー日本での経験を踏まえてベトナムで生かせそうなことはありますか?
「今後も定期的に研修を開催し、介護業界の意識を高めていきたい」
最重要だと感じた事は、このようなインターンシップや情報収集・意見交換を行いながら継続していく事。そして日本での成功経験や失敗経験を活かしながら、どんな事業展開が可能なのか検討し続けるという事です。介護業界や自社の社員でも海外の現状を共有し合い、事業展開に関しては現在進行形で模索中です。
今後も随時新たな研修会等をアップしていきます。