ブランドを好む日本人への戦略
EC業界へ転職して早3ヶ月、今どんな商品が売れ、どんな戦略で売っているのか考える機会が増えた。ブランドが爆売れする日本において、日本人の思考を探ってみた。
・日本人にとってのブランド品とは
辺りを見渡してみると、Louis Vuittonのバッグ・Fendiの何か・Gucciの服のように目立つものを身に付けられている方が多く、大げさに言えばもはや中高生全員が手にしている時代なのかと思うほどみんな高見えしそうなものに身を包んでいることが分かる。普通のサンダルにLouis Vuittonのバッグ、お金を持ってなさそうなのに財布だけはGucci。ブランド品に何を求めているのか、どんなブランド品が売れているのか考えてみた。
・ブランド品=民意
日本人の1番の特徴は協調性だと思う。
自分の思いが違っていても皆が賛成していることなら全て正しい。
これが日本の民意であり国民性である。是非ドラマ「リーガルハイ第2シーズン9話」を観ていただきたい。日本人は協調性はあるが個人の価値観が尊重されにくいから確立されていない。周囲からどう思われるか、安心を求めるため何を身に付けるべきか、それがブランド品。特にロゴが目立つ流行りオシャレそうなブランド品で自身の価値を高め、周囲からの優越感に浸っているのではなか。ブランド品における購買意欲を掻き立てるのはデザイン・機能・品質・価格設定ではない。もう街でBalenciagaのバッグやダッドスニーカーを見かけることはなくなった。
・戦略
東京ディズニーランドのご飯は特別美味しいわけでもそうでないわけでもない。スタバのコーヒーが特別美味しいわけでも、手が出ないほど高いわけでもない。10万円のブランド財布、品質を気にしたことないけどそこそこしっかりしているからいいや。
大切なことは、商品を購入するターゲット層がどの程度の品質を求めていて、支払える限度額を見定めること。低品質ならリピートされないしレビューが伸びない。過剰品質なら利益の低下と無駄な労力。日本で売れ続けるためには愛着のあるブランディングを最も意識すべきかなと感じている。
品質を売りにしているバルミューダに期待
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?