「居場所」2024/10/28
私は散歩が趣味なので、特に目的もなく電車に乗り、知らない駅で降りる、というのを繰り返している。
私の住む所は田舎の方なので、駅で降りてから次の電車が来るまで大体一時間くらいあるのだが、その間に駅の周り練り歩き、特に金も使うことなく次の電車に乗り、また知らない駅で降りるのだ。
私がこういう散歩をするようになった理由というというのは、今まで考えた事もなかったけれど、なんとなく思いついたので書こうと思う。
私は初めて書いた日記にも書いたが、「日常」を嫌っている、そう書くとあまりにも厨二チックで、なんだか恥ずかしさが込み上げてくるのだが、要するにいつもルーティーンを繰り返してるだけじゃなんか勿体無いよね、というだけである。
「日常」から脱する、「非日常」にするためにはイベントやハプニングなどが欠かせないと思っているのだが、そんな事は滅多に起きないから「非日常」なわけで、なるべく手軽に「非日常」を味わおうと、私が考えた手段があの散歩なのだと思う。
「日常」の象徴である家や自分の周りの「居場所」から離れ、周りを初めてで囲む事でどうやっても「非日常」でしか入れない空間を作るのだ。
でもいつかこの「非日常」が「日常」になる日も来るのだろうか、そう考えると未来の自分への優越感を感じるが、「非日常」が「日常」へと変わって行くのも、私は少し良いと感じてしまう
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