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デッドプール&ウルヴァリンにむせび泣く話【ネタバレ感想】

この前、映画「デッドプール&ウルヴァリン」を週末見てきた。
その感想を書いてみたいと思うあ。

ネタバレはいるんで、まだ見てない人はこのまま戻るようにお願いします。





とりあえず個人的な総括なのだが、

ヒュージャックマンの腹筋が健在でよかった!!!!!

とか言い出すとなに言ってるんだと思われそうなので順を追って話そう。

今回の話はデッドプールシリーズの3作目。
前作のデッドプール2ではケーブルとファイヤーフィストとなんだかんだ仲間になり、最終的にはグリーンランタンを受けようとしてるライアン・レイノルズを撃ち殺したりと感動のラストだった。
そんな自分でも何言ってるかわからない終わり方をしたせいで、なにしてもいい状態で始まった今作。

デッドプールは「ローガン」で感動のラスト(こっちは本当)で終わったXの墓標が建てられたウルヴァリンの墓を掘り返すシーンで始まる。
いや、まじでなにしてんだよデップー。

まあ結局アダマンチウム製の遺骨を振り回す一幕はあったもののローガン世界のウルヴァリンが生き返ることはなく、最近のマーベルお得意のマルチバース世界を利用して飲んだくれの失敗したウルヴァリンを連れてくるデッドプール。

そんなデッドプールとウルヴァリンの二人は途中で出会った仲間と一緒に、ドラマ「ロキ」シリーズではお馴染みの時間変異取締局(TVA)のエージェントであるパラドックスのたくらみを潰して自分たちの世界線を救うというのがおおまかなストーリー。

語りたいところは死ぬほどあるけどとりあえず冒頭の腹筋の話に戻ろう。
今回のウルヴァリンは今までの映画のウルヴァリンとは別世界ということで一つ大きな違いがある。

それはコスチュームだ。
過去の映画では上半身裸だったり革ジャンだったり、チームとして戦う時も黒基調の現実的なデザインのコスチュームだったウルヴァリンだったけど、今回はまさかの黄色いド派手な原作準拠のコスチューム。

自分の中ではアイアンマンやキャプテンアメリカを見てきたので違和感ないけど、作中でもここぞとばかりにヒーロー然としたコスチュームにつっこむデッドプールとうんざりした表情のウルヴァリンとの掛け合いは必見。

しかし、ここでデッドプールが気になる一言を放つ。
「ジャックは離婚して筋トレをさぼっていたからこんなコスチュームを着ているんだ」(こんな趣旨だったはず)

メタ発言が多いデッドプールの言うとおり、私生活でヒュージャックマンが離婚したのは事実。
となると、鍛えられなくてウルヴァリンらしい体にできないのをカバーするためだったの・・・?

しかし、それを責めるのは酷だろう。
ヒュージャックマンももう50代。あの肉体の維持が大変なのはわかっている。

シュワちゃんだってターミネーターの最後らへんの作品ではあんまり脱いでなかった気がするし、昔好きだったブレンダンフレイザーも年をとって激太りしたのだもの。

ここで筋肉の話になるが、キャプテン・アメリカ演じるクリス・エヴァンスの筋肉のポイントが僧帽筋回りであることは言うまでもないだろう。(と思う。)
翻って、ヒュージャックマンの筋肉は個人的には腹筋を推したい。
というのも、個人的な想い出になるが、まだ自分が学生時代、腹筋を割ろうと筋トレした結果、シックスパックがきれいな配置にならず少しずれていることに気づきショックを受けた経験がある。
腹筋のシックスパックは腱に囲まれた腹直筋が浮かび上がる現象のため、生まれつきの腱の配置によりシックスパックの形は決まってしまうのだ。

自分の腹筋はずっとかっこいいシックスパックになれないの?
そんな悩みを救ってくれたのがヒュージャックマンの腹筋なのだ。

彼の過去作の腹筋を見てほしい。実は6つの腹筋がずれている。

腹筋がずれてるヒュージャックマン

しかし、そんなのは気にならないくらい彼の腹筋は美しかった。
もちろん自分の腹筋なんかとは比べ物にならないくらいキレているのもあるが、それでも当時の自分は彼の腹筋に希望を見出していたのだ。

そして、今作。
30代になった自分のおなか周りは猫がしがみついているかのようにぷよぷよだ。
それなのにヒュージャックマンばかり責めるわけにはいかないだろう。
そんな風に思っていた作品終盤。
詳細は省くが、命を挺して危険な装置に挑み、その拍子にコスチュームがはじけ飛ぶウルヴァリン。

そして、そこにあったのは、バツバツに鍛えられたヒュージャックマンの美しい肉体美だった。


その瞬間の表情はデッドプールと完全に一致していたと思う。
やだ、すごーい///
つまりデッドプールの発言はブラフで、ヒュージャックマンの肉体はいまだに完璧だったのだ。
むしろ肩回りとか昔よりすごくないかとかまである。
こんなのキュンキュンしちゃう。
キレてるよー!!! 腹筋がレンガのおうちだよー!!!

と貧相なボキャブラリーで精いっぱい褒めてみたが、それくらい美しい肉体だったので、ぜひ今作はブルーレイで購入してみてみたいと思う。

以上、ストーリーにほぼ触れない感想になってしまったが、自分の感想は以上だ。
今作は文句なしの名作。
最近はアメコミ作品もパッとしないのが多かったけど、久しぶりに完全燃焼できた。
まだ見てないのにこの感想だけよんでる人はいないと思うが、ストーリーももちろんよかったのでぜひ見てほしい。
ちなみに筋肉話で少し出たクリスエヴァンスが暴言を吐きまくるシーンも長年のキャップのイメージをぶん投げるようで大好きなシーンだった。

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