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吹き矢/基本動作は「マインドフルネス」だ!
私が通っている「ボイトレ(健康ボイストレーニング)」の教室で、「マインドフルネス」というのを知りました。これは、大手企業等で社員教育として採用されている 一種の “トレーニング” で、「吹き矢」にも通ずるものだと思いましたのでご紹介します。
■マインドフルネス(mindfulness)とは
米国「Google」や「Yahoo」等の大手企業において、社員研修の一環として採用されている、一種の “トレーニング” 。さまざまな雑念をはらって、「今の自分」に集中することによって、パフォーマンス(仕事・作業・考え等)を向上させる、というものだそうです。
![](https://assets.st-note.com/img/1723382282189-bAvmJ12l0F.jpg)
なんだ、日本の「座禅」みたいなもんか~!と、最初に思いましたが、もっと日常生活にスッと取り入れられるものなんですね。
■具体的にどうやるか
「ボイトレ」教室では、冒頭で、
①直立して、姿勢を正し、身体の力を抜く。
②軽く両腕を前後に振りながら、大きくゆっくり「腹式呼吸」。
③軽~く目を閉じて、身体が上に浮くような、あるいは身体の周りがキラキラ光るようなイメージを思い浮かべる。
③以上①~③を数分間やって、とりあえず終了。
途中、雑念とかが浮かんでも気にしない、少しでも「今の自分」に意識を集中させることによって、頭(意識)をリフレッシュ(整える)させる、ということなんです。
これによって、本来(備わっている)の自分の「集中力」や「作業」が発揮できる可能性が高まる、と言われています。採用している企業では、「マインドフルネス」を、仕事に取り掛かる前にやっているそうです(ちょうど、日本企業の「ラジオ体操」みたいな感じですかね)。
そこで、そうした現場では “脳の筋トレ” とも呼ばれているそうです。
■「吹き矢」におけるマインドフルネス
以上、「マインドフルネス」のポイントは3つ。
①姿勢を正す
②ゆっくりと腹式呼吸
③意識を集中する
これって、吹き矢の最初にやる「基本動作」ですよね~。
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つまり、吹き矢の「基本動作」というのは、単なる“型”、前座ではなく、「マインドフルネス」なんですね。吹き矢のパフォーマンス(成果)を高めるための準備、トレーニング、ということですね。
■私は、吹き矢の「基本動作」を「マインドフルネス」として、以下の要領でやっています。
①目をうっすらと閉じておく(仏像などにある「半眼(はんがん)」でしょうか)。
②筒を下す時(上の「写真9」の後)、口の間から、小さく「シュ~~」と息を吐く。この時、息の音と共に、矢が飛んで、マトの中心に刺さるイメージを強く思い浮かべる(=意識を集中させる)。
③そして、目を開けてマトを見て、矢を吹く。
という流れです。
繰り返すようですが、吹き矢の「基本動作」を、ただの“型”として意識するのではなく、「吹き矢のパフォーマンス」をアップさせるための準備運動、一種の“脳トレ”と意識することが良いのではないか、と思います。
私の事例ですが、以上の動作を意識しながらやることによって、吹き矢の会場での雑音(話声など)もあまり気にならなくなりました。また、吹き矢の練習をやっている間は、日常生活や日々の雑念等から、ふわっ~と離れた意識が持てるようになりました。
結果、吹き矢の得点、矢のまとまり等も良くなってきました。
と言っても、前のレベルが低かったのもありますが…。
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