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戦争について
投稿させて頂くのは久しぶりです。
僕の変わったモノの見方や意見を
お読み頂いた方が想定より多く
投稿者としてとても感謝しています
ありがとうございます!
前回の『沖縄と北方領土』で
次は避けて通れない『戦争について』
書かせて貰います。と書きました。
『戦争』というと一般に
『近代の戦い』の事だと思いますので、
我が国が関係した明治以降の戦いについて
書かせて頂きたいと思います。
この大雑把な括りをご覧になって分かるように
僕は歴史や軍事の専門家ではありません。
ただ考えて、議論するのが好きな
専門教育も知識もない一般人です。
それなら意見を偉そうに開陳するなよ
と思われる方もおられるでしょう。
僕がここに意見を書きたい!と思う理由は
『俯瞰的に眺めると
従来の一般的意見とは
異なる結論に辿り着く』
と思うからです。
【戦争での勝ち負け】
明治以降の日本が関係した戦争は
・日清戦争 1894 ~ 1895
・日露戦争 1904 ~ 1905
・第一次世界大戦 1914 ~ 1918
・第二次世界大戦 1931 ~ 1945
という前提で考えさせて貰います。
現代で『戦争』や『戦争の悲惨さ』を語る時
第二次世界大戦(日中戦争、太平洋戦争)
の話になる事が多いと思います。
大雑把な見方で、戦争で苦しんだ方たちには
とても失礼だと思いますが
第二次大戦での日本は
その前に参戦した
日清、日露、第一次大戦と違い
『敗戦国になってしまった』から
悲惨さが違って来るのだと思います。
日清戦争では『清国』
日露戦争では『ロシア』
第一次大戦では『ドイツ』から
中国大陸の一部を『勝ち取り』領土にしました。
明治維新で近代国家に衣替えし
殖産興業・富国強兵に勤しんで来た日本が
欧米露の『列強先進国』に実力を認めさせた戦い
と言えると思います。
しかし、日清戦争の下関条約の後
独仏露の『三国干渉』が入り
『せっかく手に入れた遼東半島』を
手放さなくてはならなかった…
この辺りから
『欧米露に舐められてたまるか!』という
国家感情が募り始めたのではないでしょうか?
第二次世界大戦
(満州事変、日中戦争、太平洋戦争)
前の大戦については、ネットでも
様々な見方、意見が交錯しています。
素人なのに不遜な見方の自分が
それらの『意見』を
大きく二派に分類させて頂くと
◇ この戦争はアジアを欧米列強から解放する
聖戦だった。
アジア諸国に近代インフラ整備などを行い
感謝された。
戦況不利になると若き勇士たちが
米英に一矢報いるべく
特別攻撃をかけて散っていった。
靖国神社に英霊として祀られている
彼らの意志と魂を
我々は受け継いでいかなくてはならない。
◇ 治安維持法などで完全な思想統制を行い
国家総動員の体制下での中国、英米との交戦。
戦況が悪化すると若者を特攻隊にして戦死させ
国内の都市は連日の爆撃で大量の非戦闘員が
犠牲になり
広島・長崎に原子爆弾を投下されて
ようやく降伏した。
この二派の人々が、市井でも、番組でも、国会でも
自分たちの『物の捉え方・思想信条』を戦わせ続けている。
という不遜極まりない受け取り方を僕はしています。
思想信条によらない戦争の捉え方
明治維新で近代国家デビューを目論んだ時
我が国が中国、欧米、ロシアより
圧倒的に有利だった事があります。
農村では寺の住職が、江戸などの都市では寺子屋が
庶民に『読み書き算盤』の教育を施して来たため
『庶民は字が読めない』のが当たり前であった他国より
工場でのモノ作りでも、軍隊の訓練でも
有利な状況でした
『印刷した冊子を配布』
それの内容を指導役(教官)が説明するだけで
かなり難しい内容も周知徹底させる事が出来たのです。
しかし一方、如何ともしがたい不利な条件も
厳然として我が国には
現在でも存在していると思います。
『原油と食糧』
が我が国は自国調達出来ないのです。
自分もミリヲタの端くれですから
戦艦大和、武蔵 零戦、百式司令偵察機、夜間戦闘機月光……
先の大戦時の日本軍の兵器の優秀さは知っています。
しかし優秀な兵器でも燃料が不足すれば鉄の塊
勇敢な兵士も食糧がなければやがて力尽きてしまいます。
現代の戦争について
このように僕は
『思想信条によらない戦争の見方』をするので
現在の『もしも~と戦争になったら』という議論にも
食糧、燃料、弾薬が不足する戦いをまたやるのか!?
という意見しか持てません。
昨年、猛暑による不作で『令和の米騒動』が起きました。
小麦、大豆などと異なり
米だけは余剰気味なほど『自給』出来ている。
と思っていましたが、大きな誤解でした。
『開戦論者』の方たちは
世界的に見て、自衛隊の装備と隊員は優秀!
いざ開戦時には潜水艦、自衛艦、哨戒機を駆使して
シーレーン防衛を行い、備蓄基地もあるので
資源や食料は確保出来る。
だから次の戦争には勝つ!!
と熱弁されますが、
こんなはずじゃなかった…という痛い敗戦を経験した日本国民としては
『政治交渉などで戦争は回避してもらいたい』
というのが僕の唯一の意見です。
重要な付記
自動車教習所で大型自動二輪の講習を受けた時
自衛隊員の方とお話する機会がありました。
話してゆくうちに
『落下傘降下訓練なども経験したレンジャー隊員』と知り
驚いて、畏怖尊敬の眼差しでその方と話しました。
「最近、若い人が右傾化しているみたいですが、
戦争をどう思われますか?」
自衛隊佐官の方とお話出来る機会は二度とない…
と思い、いささか不躾な質問をしました。すると
『出来るだけ戦争は避けてもらいたい、
大切な部下から犠牲者を出したくないから』
というお答えでした。
優秀な自衛官の方は落ち着いた考え方をなさる、
さすがだな!
と僕は感銘を覚えました。実話です。
お読み頂き、ありがとうございました。
ご意見や反対論など、もしあれば
コメントして下さるとありがたいです。
(2025.01.28)