氷菓 米澤穂信
どぅもほのぼの🍵です今回は米澤穂信さんの書いた氷菓です
あらすじ📚
いつのまにか密室になった教室。毎週必ず借り出される本。あるはずの文集をないと言い張る少年。そして『氷菓』という題名の文集に秘められた三十三年前の真実──。何事にも積極的には関わろうとしない“省エネ”少年・折木奉太郎は、なりゆきで入部した古典部の仲間に依頼され、日常に潜む不思議な謎を次々と解き明かしていくことに。さわやかで、ちょっぴりほろ苦い青春ミステリ、登場! <古典部>シリーズ第1弾!! ※本電子書籍は通常版です。発売が終了した限定版とは書影画像が異なりますが、内容は同じものです。
私見🧐
千反田えるの記憶のわだかまりを解消する
これがこの氷菓の命題でもありタイトルに隠された秘密を解き明かすことになるキーワード
主人公は折木奉太郎でモットーは「やらなくていいことならやらない、やらなければいけないことは手短に」という省エネ君
人間には気力も体力も限界があるのでこれでいいと思います
同じ利益なら少ないパワーで得る方がいいです
そんな折木奉太郎に元に神の如きおそるべしパワーを持つお姉さんから、それもインドから手紙が送られてきます
歴史ある古典部を救え
後光を背にしたゼウスからの言葉のようなエフェクトがかかったは知りませんが、絶対に逆らえない主従関係にある折木奉太郎は渋々古典部への入部を決めます
そんなこんなで折木奉太郎は部室となっている地学講義室に向かう、近く講義室に行くと豪農こと千反田えるがいた
しかし不思議なことがあった
そして千反田えるから
「私閉じ込められたみたいなんです」
確かに折木奉太郎が来た時には鍵がかかっていた
ここからミステリーの謎解きが始まっていきます
ここでの謎解きは本書で楽しんでいただければと思います
無事に千反田監禁事件をさらっと解いた折木奉太郎にまたまた難題が降りかかります
彼はそんな役回りです
それは毎週決まった日の昼に貸し出され放課後には返却されるという不思議な本がある
その本は古典部の面々が通う高校の年史というなんとも小難しい本
そこで千反田の記憶にあるわだかまりの理由、伯父との思い出が想い出せない
もーちょいなのにというあのジレンマね
そのヒントになるであろう古典部の文集のバックナンバーの在処を、ゴットこと折木奉太郎の姉がまたまた手紙でイスタンブールから送ってきた手紙に書かれていた
なんで分かるのさ姉さん
そこでバックナンバー探しをして壁新聞部の部長を強請りなんとか文集をゲット
そのタイトルは「氷菓」
そのタイトルに込められた想いと千反田と伯父との思い出が解かれていくことになる
非常に読みやすくて姉の全知全能感がまた非常にいい
盗聴しようが盗撮しようが無理だろうと思うが何故か、海外からのバッチグーなタイミングで届く手紙
こーゆうキャラって大事だよねって理屈云々を抜きにしてちゃぶ台返し的に、バーンってやっちゃうキャラがいてもいいでしょ
面白い
そしてなるほど氷菓ね
そんな1冊でした