
ずっと避けてた決断とBさんへの懺悔① ~自衛する必要性と責任を自覚した~
「離れる」という選択
ずるずると関係を続けても、いつまでも前に進めない、それは薄々わかってた。わかってたけど、突き放すのが怖かった。
今でも自分と重ね続けるAさん、その呪縛から逃れられない自分
以前の記事でも書いたけど、Aさんはいまだに私と自分を同一視しています。会うたびに「愚痴」と「呪いの未来」をセットで伝えてくる。
私も完全に同一視が解けたかと言われると、正直怪しいです。だから、その言葉に引っ張られてしまう。
せっかく前を向こうと決めても、Aさんから浴びせられる言葉が新たな錘として加わってしまう。

カウンセラーさんにこのお話をしたとき「侵襲が続いている」という表現をされました。その言葉にひどく揺さぶられた。
侵襲(しんしゅう) 侵(おか)し襲うこと。侵入し襲うこと。
適切な表現だと思います。私はAさんが自分に侵入することを許している。自分のアイデンティティを脅かすことを許可している。
これに気が付いたとき、とてつもない気持ち悪さを覚えました。
(危うく職場で吐きそうになった(;´・ω・)アブナイ)
「これ以上ダメージを被ること防ぐためにも、防衛すべきだと思います」
カウンセラーさんの言葉にぐうの音も出ませんでした。
Aさんの影響を理解し、それに問題を感じながらも相手を拒否しない。それは自衛という選択を放棄しているだけ。自分で決断するのが怖いから、誰かが手を差し伸べてくれるのを待っているだけ。
私はもう扶養されている立場ではない、生活を支えてもらっている立場ではない。離れるという選択肢は、常に私の手の中にある。
(学生さんとか、色んな事情で距離を置けない方と比べれば、非常に恵まれていると思います。)
ずっと選択することから逃げていたけど、やっと「Aさんから離れる」という選択をとることに決めました。
引っかかった、Bさんのこと
Aさんから離れる決断をしたとき、真っ先に頭に浮かんだのがBさんのことでした。
もし、私がAさんと距離を取ったら、それにAさんが気がついたら…きっとAさんは酷く取り乱す、傷つく、怒る。その負の感情のゴミ箱として、Bさんに矛先を向けてしまうのではないだろうか…。それが怖かった。

何より、自分だけがAさんから離れることに、ひどい罪悪感がありました。今のAさんとBさんは、一見すると普通の親子です。私はAさんとの交流を極力避けているけど、Bさんは定期的に会っているし、Lineなどへの返信もきちんとしている。まるで何事もなかったかのように付き合い続けている。
でも、だからって過去をまったく気にしてないか、なんて私にはわからない。というか、あれだけ大変な思いをしていて、全く気にしてない、なんてことは考えづらい。
Bさんは多分、ヤングケアラーと呼ばれる存在でした。学校から帰ったら家事をしていたし、Aさんの愚痴の聞き役になっていた、酔いつぶれたAさんの面倒を見ていた。
「なんで私が洗濯物干すために、学校遅刻しないといけないんだ!」
一度、そういってBさんがキレたことがあります。
その言葉に頭がぶん殴られる気がしました。
私はBさんに甘えている、Bさんが自分の時間や心を消耗させながら回っている家庭で、のうのうと生きている。
でも、それに気が付いた後も、私はAさんに甘えることをやめられなかった。Aさんの相手をBさんに押し付けた。家事についてはある程度分担していたけど、それでも平等ではなかったと思います。そして、そのまま実家から離れた大学に進学し、逃げるように家を出た。

それだけのことをした挙句、自分だけAさんから逃げる決断をすることがひどく自分勝手に思えて、正直決断を取り下げたくなりました。
相変わらず容赦ない回復志向さん
「それは、Bさんを理由に決断することから逃げてるだけじゃないのか?」
Bさんのことについてカウンセラーさんに連絡を入れた直後(基本はチャットベースのサービスを利用してます)、「回復志向」から容赦のない問が投げられました。
たぶんここ、SFわからない人は意味わからないと思う。ごめんなさい。
「”どう思ってたかなんかわからない”と言っておきながら、Bさんもきっと自分と同じような感じ方をしていた、していると決めつけてる」
「わからないなら、なぜ聞かない」
「確かめて、自分が傷つくことが怖いだけじゃないのか」
「それは本当の意味でBさんを心配している、とは言えるのか」
「Bさんと向き合うことから逃げているだけになるんじゃないのか」

以前から、私の中の「回復志向」は私に対して容赦がないです。
でも、過去と向き合い始めてから、少し様子が変わりました。
以前は容赦なくぶん殴ってくる感じだったけど、今は手厳しく「内省」チックな”問”を投げてくる。
「その選択をすることで、お前は後悔しないのか?」と問うてくる。
いうなれば・・鬼刑事モード・・?(どっちにしろ鬼(;^ω^))
でも・・おかげでBさんと向き合う覚悟ができました。
・・・ありがとう、「回復志向」。
ということで、カウンセラーさんに悩みを連絡した30分後に
「すんません、やっぱちゃんとBさんと話します」
という自己解決の連絡を送りつけました(;'∀')
Bさんに連絡したときの話まで書くとちょっと長いので、今回はここまで。