隅っこの”世界一やさしい「才能」の見つけ方”感想
最初に
この記事の目的
初めまして。隅っこの人(呼称:すみっこ)と申します。
名前の通り、隅っこにいるのが大好きな変人です。
この記事は、八木仁平さんの書籍「世界一やさしい「才能」の見つけ方」という書籍の感想記事です。
書評キャンペーンに応募するため、という下心丸出しの理由で、人生初noteを書いてみました(笑)
もしよければお付き合いいただけますと幸いです。
私のポジショニング
そもそもこの記事書いてるお前はどんな立場やねん、と思われるかもしれないので、軽く自己紹介させてください。興味ない方は次項以降の感想本編へGo。
私は八木仁平さんの前作「世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方」を読了後、八木さんの会社が提供するサービス「自己理解プログラム」を受講しました。そして、2023年2月に同プログラムを修了し、いまはプログラムで見つけた「本当にやりたいこと」の実現に向け、日々隅っこからバタバタしています。
人によっては「お前、フラットな立場じゃないじゃん!色眼鏡入ってない?」と思われるかもしれないけど、この記事では純粋に書籍の「いいと思った点」と「難しいと思った点」の両方を書いていきたいと思います。
感想
いいところ①八木さんの成功法則ではなく、各々の成功法則の”見つけ方”がわかる
この書籍では、読者が各々の成功法則を見つける方法がわかります。
具体的にいうなら、才能の見つけ方、活かし方、育て方について、読者自身の体験や普段の行動から発見する方法を教えてくれます。
著者独自の成功法則が紹介されているわけじゃないから、「私にはあてはまらないな・・」というパターンはないんじゃないかな。
いいところ②書籍の流れがキレイで分かりやすい
書籍全体の流れをざっくり書くと以下の感じ
1章:本書でいう「才能」はこういう(「つい、やってしまうこと」という)定義です。世間一般で何となく使われてる「才能」とはこんな点が違います。
2章:本書定義の「才能」を強みとして発揮するためには、この公式を理解すればOKです。
3章:具体的に才能を見つけるワークを紹介します。やってみてね。
4章:見つけた才能を活かす技術、短所を補う技術を紹介します。長所だけ見ても、短所だけみてもダメだよ。
5章:才能を強みに育てる技術を紹介します。才能は適切に伸ばせれば10倍以上の成果を生みだすぞ!
この流れ、めちゃくちゃ内容が入ってきやすかったです
最初に「才能」をはっきり定義づけしてくれてるから、書籍全体に一貫性が感じられる
ワークより先に”強みとして活かすための公式”を解説してくれてるから、ゴールイメージが明確になって、ワークで「才能」を探そうという気持ちになれる
3章以降の順番も、才能を見つけて→活かして→強みに育てるという流れになっていて、読み進めるほど自分の新たな可能性を感じられる
書籍では「才能=つい、やってしまうこと」という明らかに世間一般と違う定義をしていますが、上記の構成のおかげで納得感を持って最後まで読むことができました。
しかも図がいっぱいあって読みやすい(笑)
さすが・・体系立てて伝えるのがうまい八木さんの書籍です
いいところ③才能が短所として出てしまう場合についても書いてくれてる
4章の「才能を活かす技術」では、才能を「長所」として活かす方法だけでなく、才能が「短所」として発動してしまう場合の対処法についても教えてくれます。
というかむしろ「長所だけ活かして短所を無視しちゃだめだよ」的なことをはっきり書いてくれてます。
才能が「長所・強みとして活かせる場合」という耳障りのいい話だけでなく、「短所・弱みとして出てしまう場合」についてもぼかさず書いてくれていて、「この書籍、信頼できるな」と思いました。(疑ってたわけじゃないけど・・笑)
ちなみに、短所として出てしまうからって「短所を克服しましょう」とは言ってきません。むしろ「短所を克服しないのは社会貢献」とまで言ってきます(笑)
いいところ④巻末特典はもはや「ワークブック」として売り出していいと思う
この書籍巻末特典として
才能を「見つける→活かす→育てる」実践ビジュアルフローチャート
才能の具体例1000リスト
才能を「見つける→活かす→育てる」300の質問
お勧め才能診断ツール
が付いてきます。
いや、さらっと「ついてきます」って書いたけど、この特典が「特典」ですむレベルの重さじゃないと思う・・・。
特に1000リストと質問がすごい。
リストとか、ありすぎて未だに読み切れてないです(笑)
冒頭に少し書いたように、私は八木さんの会社が提供する「自己理解プログラム」を修了した身です。
その立場からいうと、プログラムでやってた「ワークシート」と同クオリティの特典に感じました(;'∀')(内容が同じ、って言う意味じゃないよ)。
難しいなと思ったところ①周囲の人に質問するハードルが高い
これは私特有の問題化もしれないですが、書籍で紹介されているワークには「他の人に聞いてみましょう」という種類のものが複数あります。
これは当たり前と言えば当たり前。
なぜなら、「才能」とは、無自覚レベルで「つい、やってしまうこと」。
だから、自分じゃ気が付けない可能性が高いんです。
じゃあどうやって気づくの?っていったら、「他の人に聞いてみましょう」ってなりますよね(;^ω^)
「他の人とどんなところが違うと思う?」みたいな、聞きやすい質問の仕方を教えてくれてますが、それでも「いきなりそんなこと聞いて、困惑されないだろうか・・」と、質問するのに丸一日悩みました(笑)
・・書いてて思ったけど、これ私の性格的な問題が大きいかも(;'∀')
難しいなと思ったところ②「才能」に対するマインドブロックがなかなか外れない
1章ではこの書籍における「才能」の定義と、その定義が世間一般に定着している「才能」とどう違うかを解説してくれます。
ただ、この章の内容が世間一般でいう「才能」のイメージとかけ離れていて、人によってはなかなかショッキングで受け入れるのに時間かかるかも(笑)
私の場合はプログラムを受講していたこともあり、1章を読んだ時点では「あ、プログラムで聞いたやつだ」くらいの認識でした。
ただ、実際にワークを進めるときに「ん?なんかうまくいかないけど、もしかして世間一般の才能イメージに振り回されてる?」と気が付く場面がちらほら・・。
特に「人よりうまくできることが才能!」というイメージが自分の中に定着しすぎてて、意識しないと「いや、この程度で才能なんて・・」ってなってしまいがちでした。
・・・プログラム修了したくせに、お恥ずかしい(*ノωノ)
プログラム受けてない、八木さんの書籍読んだことない、という方はより一層意識しないとワークで苦戦するかもしれないなぁ・・と思ったり。
でも、そのマインドブロックを乗り越えられれば、一生モノの才能が見つかるという点は保証いたします(`・ω・´)(何様 笑)
書籍を通じて感じたこと・改めて思ったこと
私はこの書籍を通じて「やっぱり仕事楽しみたいなぁ・・」「短所じゃなくて長所活かしたいなぁ‥」と再認識しました(意味不明・・ですよね)。
私が自己理解プログラムを受講した動機の一つに、「仕事とは辛いもの」「長所を伸ばすより短所を作らないことに価値がある」という、自分の中の思い込みに疲れてしまったというのがあります。
そんな私がプログラムで見つけた「本当にやりたいこと」は、「周囲の人に活き活きとありのままで働いてもらうために、互いを尊重しあえる環境を整えること」
今はそんな環境実現に向けて、日々自分のできることを模索しています。
でも、長年の思い込みってやっぱりなかなか抜けなくて、ふと気を抜くと「活き活きと働くなんて理想論じゃないの?」「尊重しあうってどうやって?」という不安が襲ってきたりします(泣き言・・笑)。
この書籍では八木さんも含め、色んな方の才能にまつわるお話が出てきます。みんな才能が短所になる環境では役立たずのように扱われてしまうし、強みになる環境では活き活き働けている。そう考えるとやっぱり環境って大きいし、環境さえ合っていれば仕事って楽しめる。
加えて八木さんの会社では、「誰かの得意が誰かの苦手を補う」ということを実現している。
だとしたら、自分の周囲でもその関係を生み出せれば、短所を克服しなくても活躍できるし、支え合うことで尊重しあう環境が生まれる。
実例と共に書籍の中にちりばめられた”短所を克服しないのは社会貢献”、”仕事とは「当たり前」と「ありがとう」の交換”など、理屈っぽいくせに温かい言葉の数々に、自分が目指したい方向性を再認識できたし、救われたというか・・改めて頑張ろう、と思えました。
最後完全に自分の所信表明見たくなったけど、以上が私の「世界一やさしい「才能」の見つけ方」感想です。
この長文にお付き合いくださった方、ありがとうございます。