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ずっと避けてた決断とBさんへの懺悔② ~色々衝撃的なBさんとの通話~

Bさんとの話し合い

「回復志向」君の詰問の末、ようやくBさんに連絡する決意ができました。
・・でも、吐きそうなくらい緊張してた。。

聞いたことのある、でも特別な響きを感じたカウンセラーさんの言葉

「Bさんの行動はBさんの責任です」
「Bさんも、自分の身は自分で守らないといけません」
これはBさんに関する葛藤に対し、カウンセラーさんがくださった言葉です。

正直、こういった言葉を聞くのもみるのも初めてではありませんでした。というか、対人関係に関する悩み相談とかだと、たまに言われるタイプのセリフだと思います。
本音を言うなら、それを見るたびに「突き放した言い方だな」、「正論なんだろうけど・・なんか冷たい」と思って、いまいち受け入れられていなかった。

カウンセラーさんに最初言われたときも、正直ものすごくざわつきました。でも、それだけじゃなかった。

「仮にBさんが私を恨んでいたとして、それを自分なりに罰したとして、それでBさんの心が救われることはないんじゃないか」
「むしろ、みんなで負の感情の海に沈んでいくだけなんじゃないか」

「私が本気でBさんを心配してるなら、私がすべきことは”Aさんから離れる”という前例を作って、ある種の”道”を見せること、”あなたも辛いならその道を選んでいいんだ”と伝えること、なんじゃないか」

もしかしたら視野が広がるきっかけになったり…しないかな?(;^ω^)

いままで思ったこともない、そんな考えが浮かびました。

今でもカウンセラーさんのくださった言葉を、体感として理解しているかと言われると怪しいです。でも、本当の意味の片鱗はつかめたような気がしています。

なんで怒らないの?

・・・とか、さんざん偉そうなことを考えたけど、いざBさんにアポの連絡して「今日の夜ならいいよ」って言われたら、午後からそわそわして仕事が手につかない・・(笑)
直前は吐きそうになるくらい緊張してました(;'∀')

いざ通話を始めても、最近遊んでるピクミン(4じゃなくて1です 笑)の話をし始める始末・・。こ・・怖いんだもの。

でも相手の時間ももらってるのだから、いつまでもそんな話をしているわけにいかない。そう切り替えて、本題を切り出しました(たぶん15分くらいはぐだぐだ喋ってた(;´∀`))。

自分は高校より前の記憶があいまいであること、その一因にはAさんとの関係があるだろうこと、だからAさんに関係してカウンセリングを受けていること、そこで自分の心の傷に気が付いたこと。

全部じゃないけど、そのあたりの話をして
「だから、正式にAさんと距離を置こうと思っている」
と伝えました。

帰ってきたのは
「そうか・・・まあいいんじゃない」
の一言。

いいんじゃない?
いいの?え?・・・いいの!?
衝撃的すぎて、その言葉になんて返したのか覚えてません(;^ω^)

色々勝手に懸念して、すいませんでした…

あまりにあっけなさ過ぎるというか・・まさか一言で要件が終わってしまうと思わなくて、信じられなかったです。
安心というより、Bさんだけが我慢する覚悟を決めてしまったのではないか、と不安になりました。

どうしてそんな言葉が出てくるの?

Bさんと話したかったのは、Aさんとのことだけじゃなかった。
「過去のBさんはヤングケアラーと言えるような状況だった、頑張りすぎなくらい頑張っていたし、今も頑張ってるならもう頑張らなくていいと思う」
それだけは伝えたいと思っていました。

でも、実をいうと半分くらいは伝えられてません。

私がこの話を切り出したとき、あっさり
「うん、ヤングケアラーだったね」
とかえってきました。

そのうえで
「でも、それは子供だった君が気にすることじゃない」
「責任があるとしたら、親であるAさんとCさん」
とBさん本人がきっぱり言い切った。

しまいには
「もう会わなくてもいい、と思うと少しは心が軽くなるでしょ」
とこちらを気遣うような言葉まで出てきました。

その言葉の数々が衝撃すぎて、なんかもう・・何言おうとしてたのかわかんなくなっちゃいました(;'∀')

真意はわからない、けどあえて踏み込まない選択がbetterなときもあると思った

Aさんから離れる選択を「別にいいんじゃない?」と許容する。
過去について「親の責任でしょ」と言い切る。

どれも過去に引きずられまくってる私には衝撃的でした。
「どうしてそんなに強いの?」と思う反面
「本当は無理してるんじゃないの?」とも心配になった。

でも、私の心配を一方的に伝えるのはなんか違う気がした。
すでに乗り越えた問題なのだとしたら、こちらが一方的に心配を伝えるのは相手を信頼してない感じがして嫌。
それに、心配されるのが嫌いな人だっていることは理解している。

本当は無理していたとしても、それは「今は向き合わない」という選択をBさん本人がしている、ということだと思う。

どちらにしても、本人が大丈夫だと言っていることについて、私からあれこれ勝手に心配を伝えるのは、互いのためにならないと思いました。
(性格上、心配はどうしてもしちゃうけど、それを伝えるのは違うよね・・みたいな)

・・って偉そうに書いてるけど、ここまではっきり理由を言語化できたのは、そのあとカウンセラーさんとやり取りしたからです(;^ω^)

とにかくそのときその場では、なんといえばいいのかわからなくて、言いたかったことの半分はお持ち帰りになりました。

今後についてと、今思うこと

Aさんと離れる。
そう決めたけど、たぶん表立っての距離感は変わりません。
「もうあなたと会うつもりはない」とはっきり告げるつもりも、「もう連絡してこないでくれ」というつもりもない。

だけど、「向こうに歩み寄る努力をやめること」を自分に許します。

基本的にちゃんとした返信はしないし、必要な時以外こちらから連絡もしない。
不誠実な向き合い方だと思うし、はっきり思っていることを伝えない、ある意味残酷な仕打ちだということは理解しています。
でも、その不誠実さも残酷さも、向けることを自分のために今は許す。

いつか、私が自分のことをある程度受容できるようになったら、改めてAさんと向き合うかもしれません。そのとき出す結論が「決別の明示」なのか「歩み寄り」なのかはわからないし、Aさんが存命のうちにそんなタイミングが来るのかもわからないけど。

でもそれは未来の話、今は「Aさんと距離をとることを許した」自分に、ひとまず及第点を上げようと思います。

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