バーチャルウォーター
初めて聞く、という方も多いのではないか。
これは、食料や畜産物を輸入する国が、本来その輸入食料を、自国で生産した時に必要な水の量を推定したものだ。
バーチャルウォーターが、どのくらい日本に入っているのか、そして解決法も紹介していく。
日本は、輸入大国だ。
自給率は38%しかない。
実際に、環境省のデータによると、2005年に日本が輸入したバーチャルウォーターは、約800億立法リットル。東京ドーム約6万5000個に相当する。
ここで重要なのは、水質汚染や、水不足という世界の問題が、日本にいてもバーチャルウォーターの考えから、自分達にも関係があるということだ。
身近な例を挙げよう。
実際に、1日に飲む水の量、お風呂や洗濯物、トイレなどの生活用水を含めても、約314リットル。
しかし、ハンバーガー1つに使う水の量は、2000リットル。
ラーメンは1000リットル。
コーヒー1杯は210リットルだ。
世界の水資源は有限、という中で、バーチャルウォーターを減らしていくには、
①食生活を見直す
②地産地消を心掛ける
③家庭の水の使用量を見直す
といったことを実践したい。
肉を食べる機会を減らす、地産地消で、バーチャルウォーターと輸送にかかる環境コストを下げる、
そういった取り組みが、バーチャルウォーターの量を減らしていく。
有限の水資源の中、地球をサステイナブルな場所にする為に、1人ひとりが、出来ることに取り組みたい。
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