梅香る南関東をゆく：青梅市 吉野梅郷 その②
吉野梅郷つづき。イノシシに注意との看板を見て、酎愛零は山に来たのだという実感を新たにする……
まっ……まあ、多摩なんですもの！イノシシの一頭や二頭、出てもおかしくはございませんわ！（来年は魔人も連れてきましょう……）
紅梅の八重、「鴛鴦（えんおう）」。エンオウと聞くとなんのことだかわからないかもしれませんわね。「おしどり」のことですわ。この梅花はめしべが二つあり、実が必ず二つずつ実ることから名づけられたそう
非常に淡い紅色が上品な「内裏」。
雪のような花付きは「緑萼春日野（りょくがくかすがの）」。
緑萼梅の一種ですけど、萼の根本は紅色になっていますわね
まだまだ蕾も多いですわね。南関東では梅見の最後を飾る地ではないでしょうか
おわかりいただけるでしょうか、この寒々しい空気感……実は手持ちの温度計では気温は6℃でしたの。日が陰るとシン……とした冷たさが襲ってきます
山登りに等しい運動量だからなんとか体温を保てているようなもの
(;´Д`)ﾋｰ(;´Д`)ﾊー
運動量が多いからといって、わたくしの体力に余裕があるわけではございませんのよ！
階段……なくなりましたわね……ﾊｧｰﾊｧｰ……なんなんですのこの逆青海波みたいな紋様は……？
「難波紅（なにわこう）」の良い香りがエールをおくってくれているようですわ！ｽｰｰｰｰﾊｰｰｰｰ
急な斜面に生える「緑萼枝垂（りょくがくしだれ）」。
転げ落ちたら軽く死ねるくらいの高さと斜面なので、あまり撮影に気を取られていると本気で危のうございますわ
いい眺めですけども、まだ頂上ではありません。でもいい気持ち！
あ、所々、柵のない場所もございます
もっと近寄りたいのですけどね……まだ命は惜しいので、無茶はいたしませんわ
ｹｪｰｰｰｯ（奇声）まだ上がございますのね！よろしくってよ、ここまで来たのですもの！
うーん、絶景！山々に囲まれた梅の郷、青い空、白い雲！さえざえと冷たい空気も、今となってはこの絶景の一部として感じられます。ここが吉野梅郷の頂上ですわ！
ここですわ
ここ。こーこ！
入口から、こういうルートをたどってきたわけですね。なかなかの高低差でしたわ
あら、またお会いしましたわね。えーと、「ゆめうめちゃん」でしたか。ひょっとして園内の各ポイントにいらっしゃいますの？
さあ、では少し戻って、中腹のあずまやを目指しましょう！
見慣れた赤い萼の白梅は「白加賀（しらかが）」。
振り向けば、先ほどまでいた頂上がもうあんなところに……
遠く谷間には、豆つぶのようなお客さんたちの姿が
あっ、やっぱり各所にゆめうめちゃんはいるのですね。だんだんかわいく思えてきましたわ
いったん、お茶屋さんのあるふもとまで下りましょう。そこから別ルートで上り直します！サポートしていただくと私の取材頻度が上がり、行動範囲が広がります！より多彩で精度の高いクリエイションができるようになります！