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クリスマスに読みたい本【2】
今日のクリスマス本は、初読み。
クリスマスカラーの表紙と、女の子のかわいさから手にとりました。
クリスマスの女の子
1950年代に書かれたイギリスの児童書の翻訳本。
日本語版そのものが1989年が初版で、かなり古め。
翻訳も、いかにも昔っぽい上品な語り口調。
最近のスピード感重視、ふつうの口語の翻訳からすると古さはいなめない。
だがあえて言おう。
それが、いい!
お話の視点は、3人。
孤児院の女の子、売れ残った人形、子どものいない夫婦の妻。
淋しい気持ちを抱えた3人の願い事がひきあうようにひきよせられ、最後は幸せに暮らす、という穏やかで優しいお話。
クリスマスの奇跡という言葉が思い浮かぶ、安心感を持って楽しめるお話でした。
漢字にはルビもあり、小学校中学年くらいからひとりで読めそう。
ジャケットには「6さいから」とあります。
私の周囲には、こういう本を楽しんでくれそうな小学生はいないのですが。
クリスマス時期に、古き良きトイストーリーをまったり楽しむのも大人の楽しみなのかも。
シリーズものですが、単独でも楽しめました。
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タイトル: クリスマスの女の子
著者: ルーマー・ゴッデン (Godden, Rumer 1907-)
訳者: 久慈, 美貴 (1960-)||クジ, ミキ
挿画: 沙樹, ようこ||サキ, ヨウコ
PUB: 東京 : 福武書店 , 1989.11
PHYS: 112p : 挿図 ; 22cm
ISBN:4828813756
VT:OR:The story of holly and ivy
PTBL:四つの人形のお話//b
PTBL:Best choice petit
NOTE:英語版著作権年: c1959
NOTE:ジャケットの出版者: ベネッセ
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*タイトル画像は「みんなのフォロギャラリー」からお借りしました。
ありがとうございます。
*表紙画像の著作権が心配なので、Amazonのリンクを貼っています。