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育児を始める前に読みたかった本 第6回目【超一流の会話力】渡部建著

「ただ聞くだけでいいんでしょ?」
この本を最初に読んだとき、そう感じました。
その「ただ聞くだけ」が難しい。

私は元々おしゃべりです。
初対面の人にも、取っかかりがあれば話しかけられます。
その一方で、意識しないと自分の話ばかりしてしまいます。

特に産後は、顕著に現れました。
言葉の話せない新生児と1日一緒です。
誰かと話す機会がなければ、言葉を忘れてしまうくらい話しません。

話し足りないせいか、誰かと話す機会があれば
マシンガントークを始めてしまいました。

後のことを考えたら、聞く技術を身に付けていたらよかったなぁと反省しました。

聞き上手になるメリットを考えてみました。


・聞き上手な母親は安心できる

私の母は、聞き上手です。
ついつい、いろんなことを話すくらいです。

それと対照的に母方の祖母はおしゃべりです。
祖母と電話をしたとき、自分の聞きたいことだけ聞いてガチャンと切られたくらいです。

母は「(自分の母親に)こちらから話すことはあまりなかった。だって自分のことしか話さないから」と祖母に対して言ってたくらいです。

自分の母親を反面教師にした私の母は
聞き上手です。

今考えたら、母を嫌っている人をほとんど見かけませんでした。
遊びに来た友人からも「ちえのお母さん優しい!」と言われたくらいです。

息子2人ともまともに会話はできませんが、
話を聞く努力をしようと思いました。

・相手の話を最後まで聞ける

専門家に相談したとき、途中で口を挟んでしまうことがありました。
今考えると、失礼なことをしてしまったと反省しています。

この本を読んでから、途中で口を挟みたくなっても
「最後まで話を聞かなきゃ」と自制が働くようになりました。

これだけでも、適切に相手から情報を得られるようになりました。

・円滑にコミュニケーションがとれる

多くの人は話を聞いてくれる人が好きです。
私も例に漏れず。
私が「この人と話がしたい!」と思う人は
例外なく聞き上手です。

大学時代の同級生に
周りから好かれていた友人がいました。
私も彼女につい話がしたくなります。
今考えたら、聞き上手でした。

当時は気づきませんでしたが、
「聞き上手はこんなに得なのか」と発見です。

少なくとも私の周りで、彼女を悪く言う人はいませんでした。

・感想

母親になってからの6年間で学んだのは、
子育ては1人ではできないことです。
必然的に、誰かに助けを求めることになります。

自分ことしか話さない人に対して、
快く手助けしてくれる人はそう多くありません。
業務上仕方なく、支援してくれるかもしれませんが
態度は冷たいかもしれません。

聞く努力をしなかった私を振り返ると
「損している」と感じました。

周りからの協力が必要な子育て中こそ
聞き上手になる努力をした方が
得をすると学びました。

以上、ちえでした。
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