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「もっと気楽に読書を楽しもう」と思えた1冊【本屋さんで待ちあわせ】三浦しをん著

著者の名前は知っていたものの、
作品を読んだことはありません。
直木賞の選評委員をやっているという程度です。

図書館に行って、目についた一冊です。

読売新聞で載ってた書評を
まとめた一冊になります。

紹介されている書籍のジャンルが
多種多様なのに驚きました。
貧困問題、子ども、歴史など…。
なかには「こんな本が売ってるのか」と驚かされました。


・気になった本

何冊かありましたが、特に気になったのはこちら。
『植民地時代の古本屋たち』です。

植民地時代の樺太や満州については
時々読んでる本で出てくるので想像できます。
戦中や戦後に日本に帰ってきた話を見かけました。

本屋さんについては触れられていなかったので
盲点でした。
どんな本があったのか興味があります。

・そんなに崇高なものではない。

本を読めば人格が磨かれ、知識が深まり、情緒が豊かになるかというと。そうでもないことは我が身で検証済みだ。

本屋さんで待ちあわせ p200

「読書をするとこれだけいいことがある!」
そう主張する本が多いけど、
著者は「そんなすごいものではない」と主張しておるように感じました。

読書が嫌いなひと、読書以外の楽しみを知っているというひとに、無理に本を読めと勧める必要はないと、個人的には思っている。読書は、限りある生を、より楽しく深くまっとうするためのひとつの手段にすぎない。

本屋さんで待ちあわせ p201

そうは言いつつも、
友人にほしいものを聞かれて
「立派な書庫のついた家」「図書カード」と
答えるくらいなので、読書好きなのは間違いないでしょう。

「もっと気楽に読書を楽しもう」という
メッセージを感じました。

・感想

紹介されている本も気になりつつも、
著者の他の本を読んでみたくなりました。

よくX(旧Twitter)で
「#名刺代わりの小説10選」に『舟を編む』を
取り上げている人を見かけます。
本屋大賞をとっていたのを初めて知りました。

機会を作って読みます。

以上、ちえでした。
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