子どもたちの不満【相棒21 #21「13〜隠された真実」】
「骨壷を隠すならどこがいいでしょう」
ブラウン神父シリーズの本を見た右京が
こんなことを言ってました。
放送では
「木の葉を隠すならどこがいいでしょう」
「森の中」
こんなやりとりが触れられてました。
ブラウン神父は初耳だったので調べてみました。
実在する推理小説ですね。
・骨からヒ素検出?
今回、ヒ素中毒の話が出てきますが、
遺骨で検出されるのか調べてみました。
全身の臓器に蓄積するとありましたが、
骨にもするようです。
一部の抗がん剤にヒ素が含まれています。
しかし、13年前に死んだおじいさんが
抗がん剤治療をしてたことは伺えないので、
骨から検出されたら
中毒が疑われそうと思いました。
・ここでも世代批判
別の回でも登場しました。
子どもたちは13才です。
「日本は豊かな国」とおじいさんに言われた
子どももいました。
おじいさんは74才。団塊の世代に該当します。
「この人たちのせいで日本がダメになった」
「少子化をほったらかしにした」
子どもたちが怒りを露わにするシーンがあります。
63歳の葛葉に対して放った
右京の言葉が印象的でした。
葛葉くらいの年代の人は、
「今の若い人は大変そう」という人と
「頑張りが足りない」という人が
分かれるイメージです。
30代の私ですが、自分より若い世代の人を見ると
「自分が生きた時代より過酷そう」と感じます。
それでも、自分の世代は逃げ切れないと思ってます。
・感想
「小野田官房長は巻き添え!?」
一番驚いたのはこの事実です。
国家の闇を暴くかと思いきや、
1人の少年が両親のやったことを
暴くことになりました。
身代金要求が動画サイトの投げ銭1万円と
「へ?」と拍子抜けしそうです。
この子どもじみた手口が
事件解決へのヒントになりました。
この回でも、子どもの不満が出てると感じました。
当時の自分は、中学生になると大人や世間に対する視線が厳しくなっていたと思い出します。
彼らの不満を無視し続けたら、
バイトテロや飲食店テロ、もっと別の形でしっぺ返しを受けそうと予感しました。
解決してあげられなかったもしても、
「不満だよね」と
受け止められる大人でいたいです。