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子どもより夢中?パウ・パトロールから人生の教訓を教えられた【パウ・パトロール ザ・ムービー】

うちの息子たちがそこまで好きではないのに、
なぜか私の方が好きになりました。

地上波で映画が放送されていたので、
録画して見ました。


・世の子どもが夢中な理由

長男の保育所でも、次男の幼稚園でも、
パウ・パトロールのグッズを持ち歩いている子を必ず1人は見かけるくらいです。
「人気のアニメなのかな?」と思いました。

おもちゃ屋さんに行くと
特設コーナーがありました。

1.犬がかわいい

昔は犬など動物が出る映画を見に行ってました。
話はともかく、癒やされます。

今も昔も、動物キャラクターの人気はありますね。
しまじろうも、登場キャラクター全員動物です。

余談ですが、私が子どもの頃、『101匹わんちゃん』が好きでした。

2.乗り物が登場

パトカー、消防車、ブルドーザー、
ホバークラフト、ヘリコプター…。
乗り物が「これでもか!」というくらい登場。

特に次男は働く車が大好きです。
私が運転中に見かけると
「パトカー!」とか「消防車!」とか言ってます。

そうは言っても、救急車だけが見かけません。
「パウっと解決」が前提にあるので、
怪我人は出さないってことでしょうか。

3.最新テクノロジー

「今どき」と感じるのは
テレビ電話やドローンが出てきた時です。
通報する人とテレビ電話してるシーンがよく出てきます。

一部のキャラクターは、ドローンを出すことがあります。
「夢がある」と感じました。

建物にせよ、乗り物せよ、衣装にせよ、
これだけの設備を整えられるケントは何者かと
思わずにいられません。

・ケントの人間力

「彼は一体何歳?」
見ればみるほど、そう思ってしまいます。

乗り物の運転能力や施設などを作ってしまうのもすごいです。
その上、パウ・パトロールたちへの接し方が大人顔負けです。
任務の指示も的確ですし、彼らに敬意を払っているのを感じます。

今回の映画では、チェイス(ポリスマン)が
アドベンチャーシティに行くのを躊躇います。
彼は過去に捨てられた経験があったからです。

実際にチェイスは任務中にミスをしたり、
体を動かなくなったりしました。
チェイスの辛い気持ちに共感しながら、
休むことを提案したり、
時には「君はヒーローだよ」と励ましたりしました。 

「大人でも、こんな接し方ができるだろうか」
そう考えさせられました。

・カナダとアメリカは近い?

以前読んだ藤野英人さんの本で、
アメリカと日本の映画の違いに触れられていました。

アメリカの映画は、民間人がヒーローになる作品が多いと指摘。
カナダはわかりませんが、『パウ・パトロール』も1人の少年が、特技を持ってる犬たちを率いています。

日本なら警察や消防の案件でしょう。
それらの任務を一般市民であるケントが担っているところにアメリカの映画と近いと感じました。

しかも住民からパウ・パトロールは信頼されています。
民間人が公的なことをするのに信用がない日本では、こんな作品は出てこないだろうと思いました。

・自己認識力のないライバール市長

映画で、無投票当選をしたライバール市長。
その様子を見て「この町が危うくなる」と
危機感を感じた野良犬のリバティが
パウ・パトロールに相談することから始まります。

作中を見ただけでも、市民からブーイングが上がっているのが明らかです。
それなのに自分のことを人気者と評するところに、
「自分の現状が見えない人」と思いました。

ジェットコースターのような線路を作った挙げ句に
逆さまのまま停まってしまったり、
忠告も聞かずに花火を無計画に上げたりしたため
市民を危険に曝しました。

その度に市民を助けたのはパウ・パトロールです。

ここまで求められていない政策を行う政治家も
なかなかいないですよね。

・相手に合わせて会話をすべし

雲を捕獲する装置を開発していた女性研究者。
(名前は失念)

「ずっと使えるようにできてないから装置を止めて」と市長に懇願しましたが、聞き入れられません。

パウ・パトロールに通報するときも、
専門用語が多かったせいか、
ケントですら通じませんでした。
唯一ラブルだけが「要するにヤバいってことだろ?」とわかっていたくらいです。

相手にわかるように話さないと、
理解してもらえないと実感。

・感想

犬たちの可愛さと乗り物のワクワク感だけでなく、
示唆に富んだ内容と感じました。
世界160国以上で放送されているのも納得です。

子ども向けのアニメと侮るなかれ。
遥か昔に子どもだった私も、楽しめました。

お子さんと見ている方は、
別の視点で見ると面白いかもしれません。

以上、ちえでした。
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