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人格否定をされた私が学んだ「気の利く人になれる方法」【気づかいの壁】川原礼子著

「あなたは気が利かないわね。あの子はとてもよく利くのに」
「それでも女の子なわけ?」

過去に何度もチクチク嫌味を言ってくる人がいました。
気が利かないことに対して、人格まで否定。

気がつかないのは、
そんなに悪いことなのでしょうか。

HSPさんのように、よく気づく方もいるかもしれません。
しかし、私の息子たちのように
発達障害で苦手な人たちも少なくありません。

巷の気づかいの本を見ると
「察する」のが前提になっています。
私はできないので「どうすればいいの?」と途方に暮れてしまいます。

「もはや生まれつきの才能ではないか」と思いました。

この本のすごいところは、
気がつくかどうかは「素質」だけど、
気が利くかどうかは「技術」と言っているところです。

私自身、テクニックなら再現性がありそうと思いました。
息子たちにやり方を教えられると感じました。


・されて嬉しかった経験

「こんなことをしてもらえて嬉しかった」
こんなことはありませんか。
「それを感じたらメモをするように」と
著者は推奨しています。

メモして記録しておけば、
他の人にしてあげられるとのことです。
私の場合は、コメント返しの冒頭に
名前を書くようになりました。

なぜ始めたかと言うと、
私自身、名前を書かれる(呼ばれる)のが嬉しかったからです。

・相手の名前を呼ぶ

コメント返しでも触れていますが、
やっぱり名前が呼ばれると嬉しいです。

同じ挨拶でも「おはようございます」よりも
「○○さん、おはようございます」と言われる方が嬉しいですよね。

私もやってみようと思いました。

・ストレスを感じる瞬間

・限定…何かを決めなきゃいけないストレス
・予告…先の見えないストレス
・共有…正義を押し付けられるストレス
・領土…自分のスペースに踏み込まれるストレス
・記憶…覚えてもらえずに、孤独を感じる

ストレスの種類なんて、
考えたことがありませんでした。
この分類で「なるほど。確かにストレスを感じてる原因ってこんな感じ」と気づきました。

それぞれの章で対処法が示されています。
主に仕事のシチュエーションですが、
プライベートにも使えそうです。

・感想

どちらかといって言えば、私は気がつきにくい人間です。
「気が利かない子ね」とよく気がつく人からピシャリと叱られていました。

一方でよく気が利いて褒められる人もいました。
「気が利くのは才能でしょ?」と思っていたくらいです。

才能だと思っていたことが、テクニックで解決するというのに目新しさを感じました。

「あなたは気が利かないわね」と
嫌味を言われる人に是非試してほしい本です。

以上、ちえでした。
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