「親の思い込みは怖い」 私が反面教師にしたい母親たち【相棒22 #15 マッターホルンの殺人】
「見ず知らずの子どもにそこまでやる?」
善家に対して、そんな印象を持ちました。
「お人好しにも程があるでしょ」と。
ただ、子どもの立場から見ると、
こんな大人の存在は救われるかもしれません。
※ネタバレあり。
・親からのプレッシャーに耐える2人
将棋が好きだが「将棋なんかじゃ食えないから、勉強が大事」という圧力を感じてる宗介。
アイドルをやめたいけど、
母親に言い出せないありさ。
方向性の違いはあれど
どちらも親からのプレッシャーを感じます。
「夢なんかで食えないから、いい学校に行っていい仕事につくために勉強をすべき」
「あなたのために、ここまでお金も時間も手間もかけたんだから今更やめるなんて」
どちらの立場もわかるだけに、
胸が痛くなりました。
・無茶なやり方
2人のプレッシャーから解放するために
奮闘する善家。
ありさに対しては、やめる口実を作るために
わざとストーカーをします。
宗介に対しては、彼の父親ができなかった
マッターホルン登頂を目指します。
「マッターホルン登頂が成功したら、将棋の奨励会入って」と宗介に約束させました。
やり方としては「なんて無茶な」と思いました。
・感想
苦しんでいる子どもたちを救うために奮闘する善家。
「何もそこまでしなくても」と感じました。
しかし、そこまでしないと、
現実が変わらなかったんだろうと思いました。
両方の母親を見て、
「我が子はこう望んでるはず」という
思い込みの怖さを感じました。
「子どもはどう思っているんだろうか」と
様子を見る習慣をつけたいと思いました。
反面教師にしたいです。