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いるのは当たり前ではない【相棒21 #16 「女神」】

「奪った以上に大切なものを失った」

右京が言ったこの言葉が印象に残ってます。

・腹の探り合い

夫婦カウンセリングなのにも関わらず、
参加者はそれぞれ思惑がありました。
まさに腹の探り合いです。

右京は40年前の強盗事件の真相を確かめるため、
美和子は結婚詐欺師の取材のため参加しました。
一緒に参加してた渡辺夫妻の妻千春は
他人になりすまして財宝を狙ってました。
夫は結婚詐欺師です。

美和子は、夫である薫には内緒。
彼の性格上、顔に出るから知らせなかったようです。

主宰者の橘志織は実は偽名だったりと、
表面上、何を考えているかわかりません。

・薫が格好良かった

右京から美和子の目的を聞いた薫が
詐欺師を追う美和子を心配して後をつけてました。

表面上は夫婦喧嘩をしてるように見えますが、
改めてこの夫婦暖絆の強さを感じました。
歳を重ねてもこの関係性は羨ましい!

小手鞠さんが、美和子に
「旦那さん格好いいですね」と
薫のことを話していたのが印象的でした。

役者の寺脇さんも
60歳過ぎとは思えないルックスですが、
愛する人を守りに行く姿勢は
更に格好良く見えました。

・感想

夫婦カウンセリングをやってる橘志織の過去が
切なく感じました。

一緒に強盗をしたパートナーの竹村彰二が
寝たきりになり、最終的に殺されてしまうのを見て
大切な人を失ったように見えました。

時効が来る10年が経過したら会おうと
約束するものの、その前に寝たきりになりました。
因果応報とは言え、運命の残酷さを感じました。

寝たきりになった竹村は、敢えて橘志織がいる
山荘が見える場所に住んでました。
離れ離れになっても、
想い合っていたことが伺えます。

「大切な人が自分のそばにいるのは当たり前ではない」
そんなことを考えさせられた回でした。

以上、ちえでした。
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