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生ゴミはどうやって捨ててますか?世界のシン・スタンダードにしたい「我が町の常識」【シン・スタンダード】谷口たかひさ著
「日本の常識は、世界では非常識」
この言葉はよく聞くけど、
こんなに違うものかと驚かされました。
通知表を禁止している国から、売れ残った衣類の廃棄を法律で禁止している国まで、日本では考えられないことが世界にはあると感じました。
著者は、谷口たかひささん。
日頃の投稿から「こんなことをやっている国や地域があるのか」と発見が多いです。
「なるほど」と勉強になったトピックはたくさんあります。
その中でも、住んでいる町の住民として見逃せないトピックを見つけたので、シェアします。
・生ゴミどうやって捨ててますか?
「そんなの燃えるゴミに捨てるに決まってるじゃない」
そう、突っ込みたくなったあなたへ。
是非、続きを読んでほしいです。
p274〜276に、私が住んでいる福岡県大木町が紹介されています。
大木町では2008年に当時の町長から
「もったいない宣言(ゼロ・ウェスト宣言)」が出されました。
私が大木町に引っ越してきたのは2015年です。
この頃はまだ住むどころか、この町の存在すら知りませんでした。
転入届を役場に出した時、
大きなポリバケツをもらいました。
「これは一体何ですか?」
よくわからず、役場の人に質問しました。
そしたら「生ごみを入れるバケツです」と返答。
生ゴミは週に2回、回収日があり、ゴミ収集所にバケツが置いてあります。
そこに捨てることになっていると言われました。
「こんなことをしてる地域があるのか!」と驚きました。
住んでから9年経っているので、今では当たり前になりました。
SNSでこのことを話すと「すごい、ドイツみたい」と他の地域の方から口々に言われました。
それもそのはず。当時の町長はドイツに視察に行って参考にしたそうです。
知りませんでした。
・町長のお手紙を書きました。
せっかく自分の町について
取り上げていただいてます。
これは町長に知らせなきゃと思い、「町長へのお手紙」からこの本について連絡しました。
町民ライターのグループLINEでもシェアしました。
役場の担当職員も、他のライター仲間も興味津々。
町長から回答が来ました。
本文を載せるわけにはいけませんが
こんなことが書かれていました。
・貴重な情報をありがとうございました。
・町民の皆さんに紹介できるよう、図書館で手配してます。
・この取り組みが日本や世界での「シン・スタンダード」になるように、これからも住民の皆さんと一緒に取り組みを進めます。
今のところ町の図書館には置いていないそうですが、今後入荷するそうです。
・感想
実は、ゴミ分別の件で、2021年に福岡の情報番組「シリタカ」から取材を受けました。
※2分35秒から出演してます。
福岡県内に住んでいる友達に連絡しました。
後日友人から「こんなにゴミの分別細かいの!?」と驚かれました。
2015年から住んでいますが、
引っ越し当初はあまりの細かさにビックリ!
捨て方が分からない時は、その都度一覧表を見ていたくらいです。
先日、この件を知らせた友人に会う機会がありました。
「あんなにゴミの分別が細かいと大変じゃない?」と聞いてきました。
むしろ慣れてたので「町外の人から見たら異様なのか」と発見でした。
処理費用は年間約3000万円減ったとありますが、
その分が私たちに還元されているのは感じてます。
特に私の場合、息子2人いるので
町の子育て支援に感謝しています。
国全体でこの方向に行けば、
浮いた費用を子どもの教育や福祉などに回せるのではないかと思います。
なぜゴミを減らすことで、処理費用を減らすという発想がないのか不思議です。
「もったいない宣言」をしたの市町村の人間としてもっと声を上げていかないといけないと改めて感じました。
以上、ちえでした。
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