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父性不在の世界は続く【父滅の刃】樺沢紫苑著

「『“ちち"滅の刃』って本が届いたよ」
夫からの知らせ。

「“ふめつ"の刃なんだけどねぇ」と
突っ込みたくなる気持ちを抑えて、
読んでみました。

この本は、
樺沢先生のメルマガで発売を知りました。
最近、映画はほとんど見ていないし、
テーマで扱っている映画で見たものは少数。

それでも手に取ったのは、
「父性と今の世の中の関係性」に
興味を惹かれたからです。

今回は、父滅の刃から
父性について学びました。

※2020.11.20投稿分を再編集。


・読む前の予想

「そもそも父性って何?」

母性はよく聞くけど、
父性はあまり聞かないことに気づきました。

トップが変わっても何も変わらない政治、
学校、教育現場ではいじめや学級崩壊、
責任をとらされることを恐れイエスマンばかり、
事なかれ主義、
家庭での父性不在、
「草食系男子、肉食系女子」…etc

これが父性不在と何が関係あるんだろう?

イメージが湧かないまま、
読み進めることになりました。

・読んだ結果

・父性…「裁く」「断ち切る」
・母性…「赦す」「受け入れる」

まず、これを理解できないことには
先に進めません。

父性がないのも問題だが、
強すぎても今度は、暴力など問題が起こるので、
バランスが大事とわかりました。

・父親と似た人に惹かれる?

一番自分事として感じたのは、
『オペラ座の怪人』です。

タイトルだけ知ってるくらいで、
どんな話か知りませんでした。

娘の結婚を左右する父親のイメージ。
既婚者ながら、ハッとさせられました。

うちの父と夫を思い浮かべてみましたが、
なぜかわからないけど、
良くも悪くも共通点が沢山ありました。

結婚する時にうちの母が夫に関して
「お父さんに近いものを感じる」と
言ってきたくらいです。

「こんな男は嫌だ」と言いつつ
その嫌な特徴を持つ人と付き合ってたり、
結婚したりしている女性の話を聞くのも納得。

・感想

「父性と母性のバランスって難しい…」
そう感じました。

バランスの取れている人物に、
鬼滅の刃の主人公の「竃門炭治郎」が
あがっていましたが、納得。

周りの人を受け入れる優しさもある一方、
鬼に対して毅然とした態度を
とっている様子を見て感じました。

『鬼滅の刃』は、こちらの本を読み終わってから
1年以上経ってから読みました。
その後、鬼滅の刃の章を読み返して、
当時わからなかったことを理解できました。

2022年現在、
トップが変わっても何も変わらない政治に、
暗澹たる気持ち。
父性不在なのは変わりないようです。

以上、ちえでした。
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