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発達障害のある息子たちに使える方法を考えてみた【新版世界に通用する一流の育て方】廣津留真理著

「もしも著者の子どもが
うちの息子たちのような子だったら、
どんな育て方をするだろうか」

そんなことを考えながら読みました。

知能が一般的なお子さんなら、
学習法も参考になるかもしれません。
しかし、知的の遅れがある息子たちに
この方法はそのまま使えないと感じました。

長男は今年特別支援学校の
小学部に入学しました。
国語の時間や算数の時間があります。
授業内容が気になって
担任の先生に聞いたことがあります。

今は、ひらがなも数字も
サインペンでなぞり書きを練習しているそうです。

一般的な小学校に行くお子さんなら
数字は0〜9、ひらがなやカタカナも
書ける状態でしょう。
しかし、長男はそこまでたどり着いていません。

昨日の連絡帳を読んだら、
1から6の数字のうちの「3」が
なぞり書きができたと書かれていました。

そんな状態の子どもが
このテクニックを真似するのは
困難と言わざるを得ません。

具体的なテクニックについては、
お子さんの能力を見極めた上で
取り入れるべきだと思いました。

そうは言っても参考になるべき点はありました。
3つ紹介します。


・自立した人間に育てる

これは何も
うちの息子たちのような子じゃなくても、
ほぼ全員目指しているかと思います。

うちの息子のような子どもの場合
「自立した人間」の定義が
少し変わってくると感じます。

一般的な方に比べて、
彼らはできないことは多いです。
その分、周りの人の手助けが必要になります。

最近学校で卒業後の進路についての講演を
聞くことがあります。
そこで「彼らにとっての自立はこういうことではないか」と気づきました。

自分から「手助けして欲しい」とか
「○○がわからないから教えて欲しい」と
言えるような子どもに育てることかもしれません。

自立した人間を定義を考え直しても、
自分から発信することは変わらないと気づきました。

・ひたすら褒める。評価しない

最近、次男の療育先で
ペアトレのセミナーを受けてます。

ここでの主なテクニックは
「望ましい行動に対しては注目して褒める。
望ましくない行動に対しては無視する」
です。

評価するのではなく、
ひたすら褒めましょうとのことです。
なんだか学んでるペアトレに近いと思いました。

・肯定形で話す

ハーバード生の行動について、
著者が指摘している特徴にあげられてました。

特に注意することだと
「行かないで」とか「やめて」とか
否定文になりがちです。
私自身もやってしまいます。

それを肯定文にして話していると指摘。

例えば子ども道路に出そうになった時
「道路に出ないで」と言ってしまいませんか。
それを「左右を確認しようね」と
肯定文になるように伝えているのが、
彼らの特徴です。

確かに否定文で言うより肯定文で話した方が
伝わりやすいのでいい方法だと思いました。

・感想

私の経験を踏まえて言わせてもらうなら、一時的に休業、休職したとしても、子育てという得難い経験を踏まえて復帰する際は、あなたは何倍もパワーアップしています。

新版世界に通用する一流の育て方 p22

この言葉に勇気づけられたのは私だけでしょうか。

私は薬局の仕事を辞めてから、6年が経ちました。
次男が行ってる幼稚園の保護者の方で
働いてなかった人も次第に仕事に復帰しています。

最近、担任の先生に話を聞いたら、「1号のお子さんは学年40人中8人です」と言われました。

※1号認定…親の就労関係などに関わらず通える。幼稚園の預かり時間と同じ。

1号の時間帯に送り迎えをしている保護者でも
下の子が生まれて育休中の人も含みます。
自分のような人間は少数派だと自覚してます。

正直、焦ることもあります。
「薬剤師で復帰したら稼げるのに」と何度言われたか言われたかわかりません。

そもそも薬剤師の就労状態が
長男が生まれる前と同じ状況ではありません。
パート勤務の職が見つからないという事例を聞くようになりました。

6年もブランクがあり、職歴4年程度の薬剤師を
雇う職場が簡単に見つかるとは考えていません。
今は再就職について考えるのをやめます。

今できることをやるしかないと改めて思いました。

以上、ちえでした。
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