見えていないだけ?あなたの身近にもいる「透明人間」【相棒22 #17 インビジブル】
「インビジブル」という単語から、
何を思い浮かべましたか?
「ビジブル(visible)=見える」で
前に「イン(in)」と否定を意味する句がついているから「見えないもの」という想像はできました。
しかし、透明人間という意味は
今回の放送で知りました。
・透明人間とは
私がイメージしていた透明人間と
ドラマの中の透明人間は別物でした。
最初にイメージしていたのは、
フィクションの世界で透明人間になって
ミッションをこなす登場人物。
つまりヒーローに近い位置づけです。
しかしドラマの中の透明人間は、
世間から見えない、つまり
世間から見放された人を意味していました。
・誰が透明人間?
予想の域は超えませんが、
配達員の男性と、
右京と対決したチェスの少年と見てます。
透明人間のイメージから、
特命係と同業者の警察官は選択肢から消えます。
現役の市長は市民のトップなので、
あり得ないでしょう。
事件と関係ありそうだけで、
見落としがちな存在と考えて予想しました。
・私の身近にもいるかも
透明人間というだけあって、
存在にすら気づいていないだけかもしれません。
息子たちが診断を受けてから
関心を持つようになった発達障害。
彼らが当事者にならなければ、
考えることはありませんでした。
確かに、育児や教育の分野で話題にあがります。
しかし、「うちには関係ない」と思っていたかもしれません。
世の中には私にとって当たり前にできることが
できずに不自由している人が
たくさんいることに気づきました。
「なんでうちの息子たちが?」と
診断当時は思いましたが、
今となっては「透明人間」の存在に
気づくきっかけになりました。
・感想
「私には見えていない人がいる」
「透明人間」という言葉から
こんなことを考えさせられました。
私には想像できないほど
困難な状況で生きている人もいるかもしれません。
そもそも、その存在すら私には見えていないでしょう。
「差別されるのも辛いけど、存在すらしていないように扱われるのはそれ以上に辛い」
見終わってから考え込んでしまいました。