生きていたい人ばかりではない【相棒21 #14 「まばたきの叫び」】
「死にたくても自分で死ねない」
寝たきりの柳沼を目の前に、盲点をつかれました。
・どこまでもクズだった
「忍成修吾さんって、別の回でも出てなかった?」
調べてみたら、ありました!
しかも、感想を投稿していました。
このときは陰謀論者の役でしたが、
今回は、服役を終えた元殺人犯です。
自暴自棄になって、関係ない人を無差別に殺し、
しかも、「1人しか殺せなかった」と身勝手な発言。
寝たきりで動けないので、
お金で他の人に殺させようとしました。
「そのお金はどこから?」と疑問が出ましたが、
「実家がお金持ちだったか」と思い出しました。
介護ヘルパーが試みようとしますが、
良心の呵責もあるでしょう。
ちょっとでも機械に不具合があれば、
命を落としそうだけど、
故意に死なせるようなことをするのは
簡単なことではないと実感しました。
・大切な人を失った人からの目線
そんな柳沼と獄中結婚した聖美。
最初聞いたとき「殺人犯と結婚するなんて」と
理解できませんでした。
しかし、理由を知って背筋が凍りそうでした。
柳沼に殺された被害者は聖美にとって大切な人。
その日会う約束をしてました。
「遅刻したせいで殺された」と
ずっと辛い思いをしてました。
「生きる希望を見出したら、殺そうと思った」
「あのまま死ぬのが許せない」
殺すにしても、タイミングを見ていたようです。
・感想
「自分の大切な人を殺した犯人と結婚なんて、
狂気の沙汰だ」と思わずにいられません。
しかし、聖美も聖美で苦しんできました。
この方法で復讐するにしても、
心身ともに負担の大きい方法だと感じました。
序盤で柳沼について、
「たくさんの人から恨まれて、命を狙われている人」という印象を持ちました。
話が進むに連れて違和感が出てきました。
「@元殺人者」と名前をつけて
SNSをやっていたり、
介護ヘルパーに大金をちらつかせて
殺させようとしたりと、
「自分を恨んでる誰かが殺してくれないだろうか」と待っているように見えました。
何も失うもののない人を「無敵の人」と言いますが
その人たちと近いものを感じました。
以上、ちえでした。
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