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業界の第一人者が大切にしているもの【エリートセックス】加藤鷹著

著者は、出演したAV1万5000本を超える
元カリスマAV男優※です。
※2013年に引退。

この分野はあまり詳しく分かりませんが、
名前は聞いたことはあります。

三浦しをんさんの書評集に紹介されてました。

著者とタイトルを見て
「何かすごいテクニックがあるかもしれない」と
思って読むと期待外れかもしれません。
そういう方は著者の別の本をおすすめします。

私の知らない世界とはいえ、
業界のトップを極めた著者。
「これ、私でも参考になりそう」と思った項目を
一つ紹介します。


・読解力と観察力はセット

まさかAV男優の口から
読解力と観察力が出てくるとは思いませんでした。

読解力は「相手が何を求めているかを感じ取ろうとする力」
観察力は「相手の変化に気づこうとする力」と定義。

"読解力のなさ"が、露呈した結果、不正が発生してしまった、という企業のニュースをよく見るが、そういう企業のトップクラスの人たちは、いい女がそばにいないんじゃないかという気がする。厳しい言い方をすると、人の心を読む力(=読解力)がない人のところに、本当にいい女が寄ってくるわけがない。

エリートセックス p20-21

企業の不祥事を
こんな視点で見ているのかと思いました。

読解力と観察力が大事と聞いて、
樺沢紫苑先生の本を思い浮かべました。
「セックスにも必要なのか」と驚きました。

時々バカにしたように
「そんなこと誰でもできる」と言う人を
見たことがあります。

確かにただやるだけなら、
誰でもできるかもしれません。
しかし、「より質の高いもの」ができるかと
言われると難しいと感じました。

・仕事の姿勢

「相手の女性をどうすれば気持ちよくすることができるか、歓んでもらうことができるか」、それだけを常に"意識"していた。

エリートセックス p12

仕事のできる人や商売が上手くいっている人は、
「相手は何を求めているだろうか」
「何をしたら喜ばれるだろうか」と
考えて行動をしているイメージが強いです。
業界の第一人者が言うと、より説得力が増します。

・感想

どんな業界の人でもトップクラスの実績の人は
読解力、観察力があると実感しました。

このキーワードが出た時点で
樺沢紫苑先生の『呼んだら忘れない読書術※』
『インプット大全』の内容を思い出しました。
※現在は改訂版の『読書脳』として販売中。

『インプット大全』といえば、
「本を読む時に先入観を持たず、ニュートラルに読みましょう」とあります。
著者の職業から先入観を持ってしまいがちなので、
ニュートラルに読む努力をした1冊です。

女性目線から見て、
こんな気遣いができる人だからこそ、
長い間この仕事を続けてこれたと思いました。

きっと著者が普通の会社員だったとしても、
それなりの役職についていたと思いました。

読解力、観察力を磨こうと改めて思いました。

以上、ちえでした。
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