愛犬から学んだ幸せになる方法
愛犬を見ていると、
「いま、ここ」
を楽しむということが
どういうことなのかを学べる。
「いまここ」とは、
引き寄せや幸せになる考え方として
今広まりつつある言葉だと思う。
過去に囚われず、
未来を無駄に期待したり心配するのではなく、
今この瞬間に焦点をあてて
今この瞬間を幸せに生きよう
というような内容。
私が発信している
「自分と向き合う」
ということも結局は同じこと。
自分を苦しめる過去の傷を癒し、
偏った解釈を与える
染みついた固定概念や価値観を中立に戻し、
未来に執着しない考え方や捉え方を
身に着けていくとことで、
今の気持ちを楽にすること。
これが私の伝えていきたい事。
とはいっても
私自身にも過去の心の傷があって、
何十年もの間に染みついた
思考の癖やまだまだ気づいていない
固定概念などもある。
だからすぐに
「いまここ」を幸せにすることを忘れ、
過去に囚われたり、
未来に執着をしてしまう。
そんな中、
私の愛犬は「いまここ」を楽しむ天才で、
私のお手本となってくれる。
しかし私の愛犬にもトラウマはある。
元夫と私は2匹の犬を飼っていて、
別れるタイミングで
一人一匹ずつ引き取るような形を取った。
元々酒癖の悪かった元夫との生活で、
私の愛犬は酔っぱらいが苦手になった。
元の性格上少し臆病なところがあり、
大きい音が苦手だった。
にも関わらず、
物を壊したり叫んだりする酔っ払いは
彼にとっては何よりも怖い存在だったのだ。
そんな彼にとって、
トリガーのようになっている言葉もある。
それはFワード。
電話越しにこの言葉が聞こえただけで、
例えその発した人が起こっていなくても、
うちの愛犬は反応する。
電話越しに自分の名前を言われても
あまり反応しないのに…
また、当時一緒に住んでいた
もう一匹の犬の事も大好きだった。
他の犬は受け入れない中、
彼にとって唯一落ち着いて
一緒に居られるのがその犬だった。
元夫とも、酔っぱらっている時に
近くにいたくなかっただけで、
大好きだったと思う。
ちゃんと懐いていた。
でも今は2人と一緒にはいられない。
こうやって彼の状況だけをみて、
人間の価値観から判断すると、
ちょっとかわいそうな犬。
だけど元夫と離れた後、
大好きだった元夫やもう一匹の犬を
探したり待つこともほとんどせず、
彼は元気いっぱい遊び、
よく食べよく寝た。
遊んでる最中に風に乗って
何かの匂いを感じたら、
クンクンと空を嗅ぐ。
昼間の天気が良い日は、
日向で気持ちよさそうに寝転がる。
かと思えばクーラーの聞いた部屋で、
お腹丸出しでひっくり返る。
ご飯を食べている最中に
大きな虫を見つけたら
夢中で追いかけ始め、
隣の家の犬が吠えだしたら、
便乗して吠えだす。
本当に毎日楽しそう。
今でも大きい音は苦手だし、
相変わらず家族以外の人も犬も
受け入れない。
それでも彼は、
その負のエネルギーを
引きづることはしない。
すぐに忘れて楽しいことを見つける。
知能レベルが人間より低い分
記憶力が無いと言ってしまえばそう。
それでも彼を見てると
「人間もそれで良いんだよね」
と思わせてくれる。
何も特別な日なんてなくて良い。
幸せな未来のために
今を耐えるなんて馬鹿げてる。
過去に囚われて
今でもその気持ちに苦しむなんて
無駄でしかない。
大事なのは今この瞬間が幸せかどうか。
それを私は愛犬から日々学んでます。