「インランド・エンパイア」監督:デイヴィット・リンチ/2006
デイヴィット・リンチ監督が、1月16日に逝去されたそうです。
悲しい・・・。「シュールな作品」「奇才」と称されるほど、独特の世界観のリンチ作品。難解で置いていかれそうな作品ほど、食らいつきたい・もっと知りたい魅力に溢れていました。
そんなわけで、今日の一本は「インランド・エンパイア」をご紹介します。
夢と現実の境界線が曖昧になり、自分が映画館にいることすら、わからなくなるほど、アドレナリンでまくりの3時間。。。
ウサギとか映画の中の映画とか、もう何のこっちゃ!
いろんな世界が交錯しまくってしまくって、リンチ節、全開です。
ただ「?」で終わるのではなく、相変わらずの妖艶な雰囲気や映像世界
曖昧なりに繋がりあう構成は、やはり巨匠の技、そして業。
他のリンチ作品の中でも、強烈さと刺激では群を抜いてるかと。
3時間あって確かに長いけど、
この世界は、家だとちょっと半減しそう。ぜひ。映画館で体験ほしいです。
(どこかの映画館で、これを機に、ぜひリンチ特集やってほしい)
そいや、地味〜に裕木奈江、出てました。
ニホンゴ、カタコト、エイゴ、ヘタクソw
▼リンチ監督のyoutube、ブレブレの自撮りで天気予報とか言ってて謎すぎて、さすがです。
インランド・エンパイア
原題:INLAND EMPIRE
2006/米・仏・ポーランド/角川映画
監督、製作、脚本、編集:デイヴィッド・リンチ
<出演>
ローラ・ダーン
ジェレミー・アイアンズ
ハリー・ディーン・スタントン
ジャスティン・セロー