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「抑え込んだ感情が教えてくれたこと〜過去の選択と向き合いながら見つける今の私」

幼い頃から、母や周りの人の顔色を伺いながら感情を抑えて生きてきた。
特に母は感情の起伏が激しく、怒らせるのが怖かったため、いつも母の機嫌を気にして過ごしていた。

子供の頃や学生時代、母に些細なお願いをすることさえ叶わないことが多く、やがて「約束しても無駄だ」と感じるようになり、期待をすることを諦める様に。

さらに、兄弟たちに比べて自分は母に必要とされていないと感じることも多く、寂しさを抱えてながら育ち。

それなのに、母は成長するにつれ、「女の子だから」という理由で私にだけ厳しく接するようになり、自由にさせてもらえた兄弟たちとの差に苦しむ日々が続いた。

特に弟たちは自由奔放で、ヤンチャをして母に迷惑をかけていることも分かっていた。

だから…私はどれだけ厳しく束縛されても反論することはできなかった。怒りや不満を口に出すどころか、感じることさえ許されないように思えていた。

高校生の頃、私は美容師の専門学校へ進学したいという夢を抱いていた。

しかし、兄弟が多く裕福ではなかった我が家では、自然と私に進学ではなく就職を選ぶことが求められた。そのときも「美容師になりたい」なんて言えるはずもなく。

心の奥底で湧き上がる夢や希望を飲み込むことが、自分にとって当然の選択肢のように思うように。

どんな選択をしようとも、どんな感情に従おうとも、最終的には「自分が決めること」だと理解していても。

それでも、心の奥底で「これが本当に自分の気持ちなのか?」と迷うことがある。

過去はただの記憶であり、今しか生きられないことは分かっていても。それでも、「あの時、なぜあの選択をしたのだろう」と後悔し、過去の自分を責めてしまうことがあります。

頭では「どの選択も、その時には必要だった」と理解はできても、でも、感情が追いつかない。そして、自分の気持ちを少しずつ表に出しても良いことも知ってる。

それでも、今もなお、自分の感情や意見を伝えることが苦手。

どうすれば、その時々で相手に対して素直に自分を表現できるのか、模索中…

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