会社を離れてから実感した、会社員時代への『感謝』
私は百貨店販売職(会社員)、大学の臨時職員、教員(公務員)、現在は専業主婦など、様々な働き方を経験しました。
それぞれの働き方に「良さ」があり、それに感謝しています。その「良さ」は、働いている最中にはあまり実感していなくても、その働き方から離れた時に、「あの時は恵まれていたんだなあ」と感謝することがあります。
今日は、百貨店(会社)を離れてから実感した、会社員時代への『感謝』について、3つご紹介します。
〇 新卒で働いた会社
私は大学を卒業し、新卒採用で百貨店の正社員として6年間働きました。
6年間、百貨店の店頭で販売に従事しました。
〇 会社員時代への『感謝』3つ
① 多彩な研修を用意してくれており、学べる
会社が開催してくれる研修では、様々なことを学べました。
私は、その研修で学べることが大好きでした。
今は専業主婦で仕事をしていませんが、今その研修を実費で行おうとすると・・かなりのお金がかかると思います。
「会社の一員として、お金をかけて教育してくれていたんだな。」
と会社を離れてから実感しています。
会社によって研修の内容は様々だと思いますが、私が研修で学ばせてもらった項目を思い出してみます。(十数年以上前なので、思い出せたのは少しですが☺)
・新入社員研修では、基本的なビジネスマナー(電話応対の仕方、メモのとり方、報告・連絡・相談の仕方など)
・販売職で学ぶこと・・接客 販売の知識 商品知識 包装 所作(おじぎ・挨拶など)
・社員同士のコミュニケーションのために・・分かりやすい話し方
・将来設計のために・・キャリアプランの立て方
・担当売り場での専門資格・・例:靴売り場時代に、シューフィッターの資格を会社負担で取得させてもらいました
余談ですが、販売職の接客研修では、ロールプレイング方式という練習方法でよく練習します。お客様役と販売員役で様々な場面を想定し、役になりきって接客をします。私はこのロールプレイングの練習が好きでした。
専業主婦になってから、キャリアコンサルタントの資格を取得しました。キャリアコンサルティングの練習方法としても、やはりロールプレイングの練習が主流です。百貨店時代にロールプレイングが好きだったので、キャリアコンサルタントの練習も楽しくできました。こんな所で活かせるとは・・☺
以前学んだことが、意外な所で活かせるものです。
② 「会社の看板を背負う」という事を学ぶ
「会社の看板を背負う」という視点は、学生時代にはあまり無いものです。(学生時代のアルバイトでも、職場の看板は背負うのですが。)会社員になると、より一層「会社の看板を背負う」ことの大切さを学びました。
例えば、百貨店には、各百貨店ならではの包装のルールがあります。店名が入ったシールも、どの位置に貼るかなどが決められています。
そのルールに則って、美しく包装することが求められます。それは、「その包装された商品も、会社の看板を背負っている」という事です。
お客様は、そのお店の看板を信頼して商品を買ってくださいます。プレゼント包装されたその商品を通して、プレゼントされる方にもそれが伝わります。そういった、「お店の看板を背負っている」という責任感も学びました。
③ 給与計算などは、会社が行ってくれる
会社を離れたからこそ、「給与計算は、会社が行ってくれていたんだな。ありがたい。」と思うようになりました。
あと、会社員であれば雇用保険や年金などの手続きも会社が行ってくれます。
私は今専業主婦で、将来はフリーランスになりたいと希望しています。
フリーランスになったとすると、仕事に関わるお金の計算は全て自分が計算することになります。開業届けや確定申告なども自分ですることになります。内心「わっひゃー!大変」と思っています。
会社員時代には、給与計算や各種手続きを行っていただき、ありがとうございました✨
〇 おわりに
私は少しばかり様々な職の、様々な雇用形態を経験してきました。
それぞれの働きかたに、それぞれの「良さ」があります。その「良さ」は、その働き方を離れた時に「あの時は恵まれていたんだな」と実感することもあります。
なので、今従事している働き方の「良さ」に目を向けて、その「良さ」をその都度楽しみ、感謝するのもおすすめです。