【就活コラム】アナウンサーに学ぶ面接対策
「1億人の大質問!? 笑ってコラえて!」(日本テレビ)を見ました。
番組企画で、「1年たったらこうなりましたの旅~!」に興味を持ちました。「4月に何かを始めた人に密着取材して、1年たったら初心はどうだったのかを確かめようという気のなが~い旅」という内容です。
具体的には、日本テレビに入社した新人アナウンサー3人に密着取材して、その成長と変化を追いかけ、1年たったらどうなるかを見守るというものです。
入社式当日に番組の企画で、「自分が1年後、どうなっているのか、カメラに向かって1人ずつ30秒ぴったしで喋ってもらいます。」と言われた新人アナウンサー3名は、ほぼ30秒で話すことが出来ました。ベテランのアナウンサーと比較するとまだまだこれからでしょうが、3人の新人アナウンサーとも自信を持って堂々と話せていました。
言葉遣いや敬語、また表情や視線、立居振舞も大いに参考になります。柔軟性や対応力は十分に備わっています。それは、他の就活生より早い時期からアナウンサーを目指して練習を積み、努力を重ねてきた結果です。一般企業に入社を希望している就活生にとっても、時間を決めて話す練習は面接対策においては非常に有効です。
採用面接では、2分3分と長々と話す学生がいます。採用担当者は、途中から聞いていません。また、極端に短い学生もいます。自己紹介を10秒で終えた学生に聞くと、「面接官が質問してくれると思った。」と話していました。言葉で話す表現力がないと判断されたら、面接は実質そこで終わりです。
個人面談では話せても、いざ模擬面接を実施すると緊張して話せない学生も多いです。非日常的な空間や雰囲気では、本来の自分が出せません。場数や経験を積むと、普段通り落ち着いて話せます。面接の練習はある程度、自分でもできます。
30秒や1分間で、自己紹介や自己PR、志望動機などを話す練習をしてみましょう。自分ではうまく話せたつもりでも評価されないケースもあります。携帯電話の録音機能やICレコーダーで録音して聞いてみるとよくわかります。自分の声を聞くと違和感があります。また、緊張して話すと早口なります。自分の話す癖を発見できます。
さらに、映像で確認するとよくわかります。携帯電話でも録画できますので、友人や家族に頼んでみましょう。もちろん撮影だけでなく、感想や評価、アドバイスも面接スキルの改善につながります。
企業の採用試験が通過しない学生は、自己満足の学生です。評価をするのは、企業の採用担当者です。応募書類の添削や面接対策(模擬面接)で、積極的に就活コンサルタントの評価やアドバイスをもらうように心がけましょう。