「古事記」第10章「天孫降臨(てんそんこうりん)」10-7
絶世の美女「木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)」と天孫「瓊瓊杵命(ニニギノミコト)」の馴れ初めの話です。
国宝級笑顔の書道画家Princess香龍です❤️
富士山の頂上からシンクの絨毯を敷き詰め、馬にまたがって駆け降りてくる絶世の美女「木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)」
浅間神社の主祭神である「コノハナサクヤヒメ」です。可憐な風貌なのに馬上の美人として描かれているのには訳があります。そして、ここでいう「ブサイク」とは好みの問題ですので、悪しからずです!!
ニニギと約束して高天原を訪れたコノハナサクヤヒメ。
約束ではお姉さんと一緒にと言ったはずだったのに、お姉さんらしき人は見当たらない。代わりに女中さんらしい人が隣にいるのです。
しかも、言ってはなんですが、かなり不細工。人の顔をどうこう言う趣味はないけど、骨格ゴツいし、目もちっちゃくて離れてるし、でかい鼻は穴の中までしっかり見えてる。かなりのブサです。
サクヤヒメはニニギに「父上に結婚の許しをもらってきました。コノハナサクヤヒメと姉のイワナガヒメです」
「え?どこに?姉って・・・?」
「私でございます」先ほどのブサイクが喋ったのです。
ええっ?あんた女中じゃなかったの!!??姉と妹の似たパーツはどこにも見当たりません。
ニニギは困ってしまったけど、三つ指をついて丁寧に頭を下げて言いました。「ごめんなさい、ブスはいいです。お引き取りください」
ニニギの暴言にワナワナと震えて下を向いてしまった姉のフォローにサクヤヒメが「父上はニニギ様のことを思って。。。」
「いやいやいや、僕のためを思うならブスは控えてください。本当にごめんなさい」甘やかされた坊ちゃんの急所でしょうか?それ、暴言だよ!!
究極の暴言3回目「だって、こいつ、ブスの限界を超えた究極のドブスじゃないか!!」
言われ放題のイワナガヒメがブチギレて、「ざけんな!さっきからおとなしく聞いてりゃ、ブスブスってうるせんだよ!!父上はなあ、あんたのためを思って私を嫁にやったんだよ!!」
「うわっ、ブスがキレた・・・」とめどない暴言。
「るせぇ!!天孫天孫言われて調子に乗りやがって!!このクソが!!サクヤヒメはなぁ、花のように繁栄をもたらすだろうが、散るのが定めなんだよ!!」
「え、何この人。ブスな上に意味わかんない・・・」その辺にしときな。。。
「テメーは、神の子のくせに寿命が来るってことだよっ!!子供も孫も末代までみーんなだよ!私にはなぁ、岩のように永遠の命を守る力があるんだよ、ばーかっ!!後悔したって遅いんだからな!!ざまあみやがれ!!」
「えぇ。。。ブスってそんなにすごいんですか?」
「今更気づいたって、もう手遅れなんだよっ!!帰ってやる!!実家に帰らせていただきます!!コンチキショウ!!」と言って宮殿を出ていってしまったのです。
と言うことで、ブスと永遠の時を過ごすより、美人と限られた時間を過ごす方が幸せだとの選択が、代々の天皇にも寿命が来ると言うことになってしまったのです。
イワナガヒメとのことがこれからどう影響するのか?そして、サクヤヒメとの関係も
「どうする?ニニギ!!」
日本の神様の物語は最高の「ドラマティックJapan」。。。
だんだん良くなる!未来は明るい!!
皆様に湯水の如く良き事が起きます!!
香龍アートサイトcreema
https://www.creema.jp/c/princess-kory
「アートアクセサリー」サイトminne
https://minne.com/@koryu4976
参考文献/「眠れないほど面白い日本書紀」板野博行、三笠書房、王様文庫
参考文献/「ラノベ古事記」小野寺優、KADOKAWA
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