「古事記」第12章「山幸彦と海幸彦/豊玉姫」12-4
ホオリの一人息子の「ウガヤ」のお話です。
国宝級笑顔の書道絵本画家Princess香龍です❤️
トヨタマヒメ(豊玉姫)とホオリ(山幸彦)の遠距離恋愛、しかも会うことはできない文通のみ。
そんな父を見ていて、実態のある身近な温もりを求めたのが幼いウガヤ君です。
ウガヤ君の乳母役を買って出てきてくれた母(豊玉姫)の妹のタマヨリヒメ(玉依姫)。ウガヤ君にとっては叔母さんに当たる彼女を、小さい頃から大好きで、本気で嫁にする気でいたのです。
彼女のタイプが身長の高い男性だと聞いてから、ギリギリ彼女の背を追い越した時に求婚したけど、爆笑されて終わり。
そんな事で諦めるウガヤ君ではなく、彼女より頭1個分も大きくなった時に意を決してまた求婚したのです。
「よろしくお願いします!!」手を差し伸べても、今度も相手をしてくれない。
「なんでだよ!!食べ物の好き嫌いも無くしたし、背だって大きくなったのに!!」
タマヨリヒメにとっては「いやいや、だってオムツを変えていたいた子に告白されても、恋愛対象として見れないし、何より歳が離れすぎてるでしょ?ホオリ様の息子ってことはこの国の王様になるであろう人の嫁にそんな年上の自分がなるのは若い姫たちに申し訳ない」と思っていたのです。
「大体、ウガヤ様はお母様が傍に居なかったから、たまたま近くにいた自分がよく見えているだけ。世の中には素敵な女性がたくさんいるのだから、自分がウガヤ様の足枷になるわけにはいかないの」とも思っていました。
だんだん「昼ドラ」みたいになってきましたよ!!
「ふざけんな!俺は本気だ!!いつまでも子供扱いすんなっ!」
「でも、ウガヤ様の周りには若くて綺麗な姫がたくさんいます。タマヨリはおばちゃんです!」
〈おばちゃん・・・おばちゃん・・・おばちゃん・・・〉不覚にも自分で言った言葉にフィ打ちをつかれるタマヨリヒメです。
「アホか!!こんな綺麗なオバチャンいるかよ!俺らは老けないんだ!歳の差なんか関係ないだろ?」
ウガヤ様がこんなに立派になられて乳母冥利に尽きるのです。もちろん、ウガヤ様のことは大好きだし、まっすぐで一途な甘えん坊、萌〜。。。イヤイヤ「タマヨリなんかがウガヤ様のお嫁さんになるわけにはいかないのです」
「タマヨリじゃなきゃ嫌なんだ!!」度直球で来られたら。。。恋愛育成ゲームかっつーの!!
抱きしめられたら、胸筋は立派になられて、細マッチョ!!心臓バクバクで思考停止状態になった時に。。。トドメの決定打がきます。
「だから、・・・結婚してください」。。。バッキューン!!
理性が吹っ飛んで、無意識に「イエス」サインを送って頷いたのです。
「やったー!!タマヨリ大好き!!早速、報告に行こう!!」
「へ?どなたに、ご報告?」
「そりゃあ、親父に決まっているじゃん!!」
という事で、二人の最初の難関に向かうのです。。。
日本の神様の物語は最高の「ドラマティックJapan」。。。
だんだん良くなる!未来は明るい!!
皆様に湯水の如く良き事が起きます!!
香龍アートサイトcreema
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「アートアクセサリー」サイトminne
https://minne.com/@koryu4976
参考文献/「眠れないほど面白い日本書紀」板野博行、三笠書房、王様文庫
参考文献/「ラノベ古事記」小野寺優、KADOKAWA
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