
「古事記」第10章「山幸彦と海幸彦」11-1
「瓊瓊杵命(ニニギノミコト)」と絶世の美女「木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)」とのすったもんだがおさまり、平和な時間が過ぎていきました。
国宝級笑顔の書道画家Princess香龍です❤️
炎の中から生まれてきた息子たちもすくすくと成長し、今では立派な大人の風貌になりました!!
イワナガヒメの呪いのお陰(?)で不老不死の天つ神だったニニギは不死ではないものの、不老の方は健在なので、見た目はショタっぽい外見です。
それに比べて、息子たちの方が年上に見えて、自由に好きなことをしています。ニニギのことを気に掛ける人は誰もいなくなって、ちょっとしょんぼりするニニギでした。
と思っていたら、次男の「ホスセリ」が覗きにきました。えー子やーー!!ニニギが息子に抱きつこうとすると、スッと避けられます。
「父上、気持ち悪いから、やめてください」
「そんなに恥ずかしがらなくてもいいのに!でも、家に来てくれて嬉しい!!長男のホデリも三男のホオリもほとんど帰ってこないんだものーーー!ホスセリが僕の後を継いでこの国治めない?」
「いやですよ!自分はキャラが薄いのでそう言うの向いてないんです。」
そう、長男のホデリはあのアマテラスちゃんの長男のオシホミミに似た外見で、釣りが超上手で「海幸彦」と呼ばれていて、三男のホオリはオオクニヌシに次ぐ古事記公認のイケメンで狩が得意で「山幸彦」と呼ばれている、超有名人なのです。
その山幸彦が海幸彦兄さんを追っかけ回していると言うのです。
なんでも、「釣りがしたいから道具を貸してくれ」とのこと。
道具くらい貸してあげてもいいのに。。。と思うかもしれないけれど、海幸彦兄さんは責任感が強くて頑固。それに引き換え、山幸彦は集中力がなくて空気読まないので、海幸彦とすぐに喧嘩になるのだそうです。
海幸彦は責任感が強く頑固。だからこそ、誤解されやすいとも言えるのです。
山幸彦の方はフランクで楽観的なので人から好かれるお人柄。海幸彦も跡継ぎは山幸彦の方がいいのかもと考えているようなのですが、口下手が災いして上手いこと伝えることができません。
プリ香的に跡継ぎは次男のホスせりでいいのでは?と思うのだけど。。。
さてさて、そのしょうもない兄弟喧嘩の行く末が結構な大事になるとは。。。。次回をお楽しみに!!
日本の神様の物語は最高の「ドラマティックJapan」。。。
だんだん良くなる!未来は明るい!!
皆様に湯水の如く良き事が起きます!!
香龍アートサイトcreema
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参考文献/「眠れないほど面白い日本書紀」板野博行、三笠書房、王様文庫
参考文献/「ラノベ古事記」小野寺優、KADOKAWA