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「古事記」第9章「国譲り(くにゆずり)」9-13
「国譲り」が決定して、その条件としてのお社を立てることになったのですが。。。
国宝級笑顔の書道画家Princess香龍です❤️
出雲に大きなお社を建てる。かなりの大工事ですよ!!
念願叶ったのに、オオクニヌシの顔は浮かない顔をしています。
嬉しいはずの大きなお社です。何がそんなに気に食わないのか。。。
それもそのはずで、出雲の大社の現場監督が、あの苦手な、オネェのカムムスビノカミだったのです。
カムムスビから濃厚なウィンクまで飛んできて、気分は最悪です。
「二人の新居には広いベッドルームがあった方がいいんだけど。。。」・・・いやいやいや、ギャグセン高いなあ。。。死ぬほど嫌がるオオクニヌシ。
「僕には最愛の妻がいますから!浮気とかマジありえない!!」と厳しく返す。(お前がいうか!)
めげずに、かむむすびから「あら、そうなの?なら仕方ないわね。。。近くにもう一つお社作らなくちゃ」・・・いやいや、出雲に居座られたんじゃ困るんだけど。早く高天原に帰って欲しいよ!!!
「スサ君も気軽に帰って来れるように、境内に彼用のお社も作っちゃう?」
「スサノオ様はほとんど帰って来ないだろうから、お社を作るなら裏の奥の方がいいんじゃないかな?」。。。クニちゃんダメだよ!そのお社に女の子連れ込まないように!!
カムムスビとしょうもないやり取りをしていると、「あー、こんなところでサボってたの?」と一人のかわい子ちゃんが声をかけてきたのです。
カムムスビの後に見ると、天使のような可愛さです。誰なんだろう?と思っていると、彼女が不思議なことを言います。
「お母さんも(高天原から)降りてくるなら連絡してよ!」むむっ?「お母さん」とは、まさかのカムムスビ?
「あら、ムラヒメ来てたの?」「紹介が遅れてごめんなさい。娘のムラヒメよ」
嘘でしょ?オネェからこんな可愛い子が生まれるなんて、凄いな天つ神!!
しかも、朝山というご近所に越してきたらしい一人暮らしだというじゃありませんか!!
ナンパするしかないでしょ!!「今度、この辺の美味しいお蕎麦屋さんでも案内するよ!!アドレス交換しよ!!」オオクニヌシはこの日一番の爽やかスマイルになったのです。
これからの隠居生活が今後の人生も楽しめそうでウハウハなのです。
こうして、出雲大社で自由気ままな隠居生活を送ることになったオオクニヌシは、今では年に一回、全国から八百万の神様達を集めて縁結びのイベントを開いたり、プニプニの大黒様の着ぐるみを着てゆるキャラを演じたりなど、楽しい神様ライフを送っているのです。
因みに、息子のコトシロヌシには鯛を片手に得意の釣り竿を持った恵比寿様の格好です。女子ウケ狙ったぷにぷには外せません。
(二人とも、超イケメンですから!!)イケメンは警戒されるって事で、老若男女にウケたいのさ!!
。。。。
さてさて、国譲りも無事に済んで、天つ神の治世が始まることになります。
ということで、次回からは「天孫降臨(てんそんこうりん)」が始まります。
。。。次回をお楽しみに!!
日本の神様の物語は最高の「ドラマティックJapan」。。。
だんだん良くなる!未来は明るい!!
皆様に湯水の如く良き事が起きます!!
香龍アートサイトcreema
https://www.creema.jp/c/princess-kory
「アートアクセサリー」サイトminne
https://minne.com/@koryu4976
参考文献/「眠れないほど面白い日本書紀」板野博行、三笠書房、王様文庫
参考文献/「ラノベ古事記」小野寺優、KADOKAWA