「古事記」第12章「山幸彦と海幸彦/豊玉姫」12-2
トヨタマヒメの陣痛がはじまったーーーーーーーーーーーーーーー!!
国宝級笑顔の書道絵本画家Princess香龍です❤️
山幸彦こと「ホオリ」はまだ完成していない出産小屋にトヨタマヒメを連れていきます。
小屋の壁は完璧だけど、屋根が半分しかついていない。角度を変えると見えちゃう感じです。
それを見てトヨタマヒメはこんなことを言ったのです。
「私は海の神だから、赤ちゃんを産む時は本来の姿に戻ってしまうの。。。だから、絶対に見ないでね!!!」・・・それって、フラグだよ!!!
案の定、ホオリは「え?本来の姿?」と興味津々に。。。
「絶対だからね!!」と念を押されても。。。。。一応「わかったよ」とは言ったものの。。。
海の国で見かけた女中たちがトヨタマヒメの出産の準備をして待っていたので、すぐにお任せしたのです。
中ではトヨタマヒメの苦しそうな呻き声が聞こえる。。。
大丈夫かな?心配だな!本来の姿ってどういうことかな?どんな姿だろうがトヨタマヒメのことが大好きなんだけどな。。。
などと思って上を見上げると、視界の端に小屋が丸見えの岩場が映ってしまいます。
中・・・・が気になりすぎる・・・・。
無事な姿だけでも見たいんだ!と自分を納得させて、のぞきにいくのです。
すると、着物の裾から魚の尻尾がはみ出しているのです!!
マジ?本来の姿って、こーゆーこと?人魚姫みたいでめっちゃ可愛いんですけど!!帰ってきたら、からかっちゃおうかな?
そのうちに、陣痛が激しくなり、人魚の白い肌が灰色に変わり、目が離れ、ギザギザの歯が見えて、みるみるうちにサメの姿に変わってしまったのです。
その時、「オギャア!」と元気な赤子の声にホオリは驚きの声をあげてしまったのです。
見られてないよね?サメがビクッとしてこっち見たような気がしたけど。。。
ホオリは慌てて岩場の影に隠れ、家に向かって走ります。
平常心でいなければと思うほど、心臓の動悸が激しい。正体を見たからと言って嫌いになったわけじゃないし!大丈夫!!全然大丈夫!!
と思いたいホオリです。
さてさて、トヨタマヒメの反応はいかに?・・・次回をお楽しみに!!
日本の神様の物語は最高の「ドラマティックJapan」。。。
だんだん良くなる!未来は明るい!!
皆様に湯水の如く良き事が起きます!!
香龍アートサイトcreema
https://www.creema.jp/c/princess-kory
「アートアクセサリー」サイトminne
https://minne.com/@koryu4976
参考文献/「眠れないほど面白い日本書紀」板野博行、三笠書房、王様文庫
参考文献/「ラノベ古事記」小野寺優、KADOKAWA
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