「古事記」第10章「天孫降臨(てんそんこうりん)」10-1
ようやく、国を譲ってもらって、というか半分実力行使で、天つ神が治めることになりました。
国宝級笑顔の書道画家Princess香龍です❤️
どうなる?葦原中国のこれから!!
悲しい犠牲も出してしまった「国譲り」だったけど、彼のためにも、譲ってくれたオオクニヌシの為にも、国民みんなが幸せに暮らせる国づくりをしなくっちゃ!!
めっちゃ意気込む高天原の最高神、天照大神です。
早速、正当な自分の長男の「オシホミミ」に統治者として降りてもらおうとします。
待って、「オシホミミ」ってあの「ハイスペックだけれど、やる気の無いニートチックな彼だよね?」任せて大丈夫?
「あなたが統治者として、葦原中国を治めなさい!!」って言われても、このタイミングで葦原中国に降りたら、高天原には帰ってこれない。スティーブ・ジョブスがこの世に出て来るまでは降りたくないよ!!
絶対無理!!とオシホミミ。「俺も、行きたいのは山々なんだけど、すげー楽しみにしてて準備もしてたけど、ちょっといくの難しいかも。。。」
そして、爆弾発言!「実はさあ、できちゃったんだよね。。。」・・・嫌な予感しかしない。
「。。。子供」え?
しかも、タカムスビの娘のチヂヒメとの子だというじゃアーリませんか!!
チヂヒメというのはタカムスビの子供であると同時に知恵の神のオモイカネの妹です。この父と兄はチヂヒメにメロメロだったのです。
そのヒメとの子供????
普段冷静なオモイカネがブチ切れる「テメェ、俺の妹に何してくれとくれとんじゃゴラあぁーーーー」
オモイカネの気持ち悪いほどの溺愛がここで爆発する。普段怒らない人ほど、怒ると手がつけられないのです。
「チッ!めんどくせえな、このシスコン野郎。。。やんのか?あぁ?」
天つ神同士のせめぎ合い勃発か?
そこへ、ふわふわキャラのチヂヒメが仲裁に入る。「ミミィ、お兄ぃ、ストーップ!!」
するとオモイカネの血走っていた目が急に涙目に変わる。「チヂィ、大丈夫だったか?この男に変なことされなかったか?お兄ちゃんが今すぐコイツを黄泉の国へ送ってやるからな!!」
「お兄ぃ、落ち着いて!!チヂとミミィは、ラブラブでベビーちゃんを授かったのよ!もっと喜んで!!」
「ほら、ニニギ、入って来なさい」チヂヒメの声を聞いて後ろから少年が入ってきた。そして母親の後ろに隠れると不安そうな上目遣いでオモイカネを見つめる。
「ほら、ニニギ、おじちゃんにご挨拶は?」「・・・こんにちは、オモイカネおじちゃま」
オモイカネの心臓に「ズキューン」です。一発でメロメロです。可愛すぎでしょ!
「可愛いでしょ!!」・・・可愛いってもんじゃない!!鼻血ぶーです。
横から、アマテラスにはっ飛ばされて2度目の鼻血ブーです。
「ってことは、私の孫ってことじゃない!!!可愛すぎでしょ!!」
「つーわけで、ニニギに行かせよう」と、どさくさに紛れてオシホミミが提案すると、アマテラスが「大賛成!!心機一転、ピュアな新しい命がいいわね!」
「はいおばあちゃま!!」・・・もう一回!「アマテラちゃま?」
ニニギに言い直させて、アマテラスは道中の安全を確保しにいくのです。
「じゃ、もう帰っていいですか。。。」とオシホミミ。オンライン仲間がいるらしい。
そうは問屋が卸さないのですよ!とチヂヒメのお義父さん「タカムスビノカミ」(造化三神のどえらい神様)に呼ばれて説教部屋確定のオシホミミでした。
さて、道中の安全確保に走った、アマテラスとオモイカネはどうなったか。。。
。。。次回をお楽しみに!!
日本の神様の物語は最高の「ドラマティックJapan」。。。
だんだん良くなる!未来は明るい!!
皆様に湯水の如く良き事が起きます!!
香龍アートサイトcreema
https://www.creema.jp/c/princess-kory
「アートアクセサリー」サイトminne
https://minne.com/@koryu4976
参考文献/「眠れないほど面白い日本書紀」板野博行、三笠書房、王様文庫
参考文献/「ラノベ古事記」小野寺優、KADOKAWA