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「古事記」第9章「国譲り(くにゆずり)」9-12
天つ神「タケミカヅチ」対する国つ神「タケミナカタ」力比べで勝敗が決まるはずが。。。
国宝級笑顔の書道画家Princess香龍です❤️
結局、天つ神「建御雷神(たけみかづちのかみ)」の変身魔法みたいな力で天つ神の圧勝です。
自分の手を刀に変えちゃったり、相手の手を草の様にふにゃふにゃにしちゃうんだから、相手にならない戦いでした。
すっ飛ばされたタケミナカタを追っかけてタケミカヅチも行ってしまったので、オオクニヌシはしばしボーゼンとしてましたが、気を取り直して、コトシロヌシにお説教と事後の采配を指示しておく。
だって、こっちが負けているのは火を見るより明らかだからね。負けっぱなしは悔しいじゃん!!
結局、タケミナカタは信濃の諏訪湖まで追い詰められ、最後には観念することになるのです。
そして、諏訪湖から出ることを禁じられ、葦原中国をアマテラス様にお譲りし、父の大国主神と兄の事代主神のいうことをよく聞くことを条件に命乞いをしたのです。
こうしてタケミナカタは今でも諏訪大社に引きこもっているのです。
タケミナカタとの勝負が付いてタケミカヅチは出雲に戻って、オオクニヌシに同じ要求を威圧的な態度で繰り返します。
「タケミナカタも国を譲ることを承諾した。結局、お前はどう考えているんだ?譲るのか?はっきり答えろや!!」と鼻息が荒いのです。
「うん、いいよ」思いのほかあっさりと答えられたので、ずっこける。「い、いいのか?」
その様子を見たオオクニヌシはくすくすと笑って、「でも代わりに条件を出させてもらってもいいかな?」相手の気持ちが緩んだ時に代案を出すあたり、敏腕営業マンのする仕事でしょう。
「まあ、いいだろう」。。。ってなるよね。
「良かった。これまで色々ごねてきちゃったけど、要は葦原中国を天つ神に譲っても、出雲の繁栄を後世に残したいんだよね。。。。だから、ここに壮大な社を作って欲しいのです!!」
「そうか、社を作ればいいんだな」社を作るぐらいはわけないことだしね。
「良かった!ありがとう。そしたら180人いる子供達みんな天つ神に仕えさせるね。だから、タケミナカタも許してね。僕も出雲でのんびり隠居暮らしするからさ」
え?子供が180人ってどういうこと?しかも、把握していない子供もいるとか、いないとか。。。どんだけヤリ〇〇だったのか。。。
「コトシロヌシを筆頭に、みんな良い子だから天つ神にちゃんと仕えるよ。逆らう子もいないから」
「そ、そうか、悪いな、天つ神はアンタへの感謝を忘れねぇよ」と一件落着したのです。
そこで、オオクニヌシから「良かったら、、、今晩ヒマ?」と、突拍子もないラフな質問。にとまどうタケミカヅチ。
「君がどうしても僕の家に遊びにきてくれないから、多藝志(たぎし)の小浜に迎賓館を作らせたんだ。せっかく出雲まで来たんだから、ご飯でも食べて行きなよ」
なんつう、掴みどころのない。というか、人たらしでしょ。完璧な!!
「これからの国作りを、期待しているよ」という形勢逆転的な発言とともに、サラリと国を譲られ、事態は平和的に解決したのです。
というか、負けたのに条件出すとか、凄腕の営業マンでしょ!!交渉力半端ないっす!!ついていきまっす!!
その晩の迎賓館の模様は。。。有料ブースにてお楽しみください。
。。。次回をお楽しみに!!
日本の神様の物語は最高の「ドラマティックJapan」。。。
だんだん良くなる!未来は明るい!!
皆様に湯水の如く良き事が起きます!!
香龍アートサイトcreema
https://www.creema.jp/c/princess-kory
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参考文献/「眠れないほど面白い日本書紀」板野博行、三笠書房、王様文庫
参考文献/「ラノベ古事記」小野寺優、KADOKAWA
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