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「古事記」第10章「山幸彦と海幸彦」11-5

「釣り針」を探しにきた「海幸彦」はシオツチの助言で、オオワダツミの宮殿に行くことになります。

国宝級笑顔の書道画家Princess香龍です❤️

アポ無しじゃあ怪しまれるでしょ!!

ということで、ワダツミの娘がいるという泉が見えるところに辿り着いた海幸彦です。

様子を窺っていると誰か水を汲みにきたようです。山幸彦が身を乗り出すと”泉が突然ひかり”、驚いた鴨がバサバサと飛び立ったのです。

泉って防犯用なの?それとも、自分の神力が何かに反応しちゃったのかな?これやばくない?

案の定、泉に来ていた女中に見つかってしまいます。

「えっと、怪しいものじゃなくて、なんか、の、喉が渇いちゃって、、、お水もらえないかな?」と苦しい言い訳をしたのです。

すると、女中は怪しいと思いながらも、綺麗な身なりの美男子には弱いらしい。つい水瓶を渡してしまいます。

「どうも」と笑顔で水瓶を受け取ると、自分の首にかけていた宝玉を口に含み、ポトンとその水瓶に落としたのです。

一応、自分をアピっておかないと、チャランポラン?だけど天孫の息子だからね。一応この国の王子様ってことですよ!!

山幸彦は「宝玉を落として」「水を飲まずに」水瓶を女中に返したのです。意味不明!!

女中からしたら、「何故、水くださいっつったのに水飲まない?しかも、口から出した玉、アレなに?怖いんだけど。。。お姫様に持って行かないといけない水なのに、汲み替えたら仕返しされそうだし。。。」

女中は迷った挙句、宝玉を水瓶から取ろうとしたのです。ところが宝玉は水瓶にしっかりくっついて取れないのです。。。。何これ?

女中が不思議に思って山幸彦を見ると、彼はドヤ顔でコチラを見てる!!!何?何がしたいの?

女中は自分だけじゃ対処しきれないと思い、ワダツミの娘にその水瓶を渡したのです。

確かに、水瓶の中には海の国では珍しい琥珀色の宝玉が底にくっついていて取れないのです。

要約すると、「びっくりするほど美形な男の人が桂の木の上からこっちを見てて、水をくれって言ったくせに、水を飲まずに、玉を口に入れて出して水瓶に入れる。その水瓶の玉は取れないし、その人はドヤ顔する残念なイケメン」ということね。

全く目的がわからなかったので、とりあえずワダツミの娘は会いに行くことにするのでした。

ダンジョン攻略の第一歩が始まろうとしています。。。次回を乞うご期待!!

日本の神様の物語は最高の「ドラマティックJapan」。。。

だんだん良くなる!未来は明るい!!

皆様に湯水の如く良き事が起きます!!


香龍アートサイトcreema
https://www.creema.jp/c/princess-kory

「アートアクセサリー」サイトminne
https://minne.com/@koryu4976

参考文献/「眠れないほど面白い日本書紀」板野博行、三笠書房、王様文庫
参考文献/「ラノベ古事記」小野寺優、KADOKAWA

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