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週末②『鮫映画で考える:セーヌ川の水面の下に』※ネタバレなし
1.映画レポート
1)映画紹介
今週末に見た映画はこちら🎬!!
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あらすじ
トライアスロンの国際大会を控えたパリで、セーヌ川に巨大ザメが出現。流血の惨事を防ぐため、ひとりの科学者は自らの悲惨な過去に向き合うことに。
2)導入
8月25日(日)晴れ☼ 最高気温36.5°
暑すぎて、外にでる気がなくなる日本の夏…。ネットフリックスにて、話題作を鑑賞。夏といえば、”鮫映画”ですな🦈。
以下、本作の感想です(ネタバレはありません)。
3)鮫映画と私
鮫映画ブームが少し前に到来していたことは認識していましたが、「これ、”鮫”なんか…?ほ、ホラー的な要素はあるのか…?」と敬遠していた私。名作ジョーズ(1作目)を超える王道鮫映画などないのでは…と思っております。
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鮫映画の歴史について調べると、こんな面白い記事が。
サメ映画のサメが、進化の先に原点回帰を果たすのか、それとも新境地を開拓するのかは、なんとも言い難い。ただひとつはっきりしているのは、進化うんぬんよりまず映画として面白いものを見せてほしいということだけだ。
本作「セーヌ川の水面の下に」は、上記の”映画として面白いもの”という条件を満たしていると思います!!
4)鮫映画でみる社会問題
本作品では、人vs鮫の他、以下の対立構造があります。
1.鮫による被害を食い止めたい警察と主人公
2.セーヌ川でのトライアスロンを開催したいパリ知事(行政)
3.鮫を保護したい環境保護団体
2.について、最近行われたパリオリンピックのトライアスロン問題が想起されました。今回の映画でもお金や利権が絡み合い、鮫のいるセーヌ川でトライアスロン大会が開催されるのですが…。
3.について、こちらは、日本でも熊の殺処分問題が取り沙汰されており、身近な問題に感じました。以下の記事、とても面白かったです。
鮫については、実際に保護活動が行われているか、調べたところ、2022年に以下のような記事がありました。
本作では、海洋汚染の問題も描写されており、変化し続ける環境にどのように適用するかが一つのテーマとして描かれています。
作中、人食い鮫の”リリス”が登場するのは、ゴミがたくさん浮かんでいる海洋です。
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地球の支配者として君臨する我々”人間”のエゴを今後、どのように振りかざしていくのか、近年の社会問題も踏まえ、考えさせらえました。
5)終わりに
本作品、終始シリアスですが、ホラー映画としてもよくできています。ハラハラドキドキしたい方にもおすすめです!ぜひ、見てみてください!🍿