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股関節周囲の神経による痛みって?

おはようございます!ジョイントフィットネストレーナーの中尾量です。

今回は股関節周囲の神経による痛みについて紹介していきます。
股関節痛の中にも炎症症状による痛みもあれば、筋肉のこわばりによる痛み、さらに神経が原因の痛みもあります。

こんかいの記事が参考になれば幸いです。よろしくお願いします。


股関節周囲の神経には大きく3つある

股関節の周囲には大きな神経が3つあります。
①大腿神経 ②閉鎖神経 ③坐骨神経
これらの神経が何らかの原因で圧迫されることで、痛みや不快感、しびれなどの症状がでてきます。

また、紹介した神経は筋肉の間を走行しているという特徴があります。
つまり神経周囲の筋肉がこわばってしまうと同時に神経も圧迫され、神経症状がでることが考えられます。

それぞれの神経について紹介していきますね。

①大腿神経(股関節の前を通る神経)

まずは大腿神経を紹介します。こちらの神経は腰椎の5番から分岐して、股関節の前を走行し、大腿直筋など股関節前面の筋肉を支配している神経です。(黄色の部分)

この大腿神経は腸腰筋、大腿直筋、縫工筋という股関節の前面の筋肉の間を走行します。

こちらの神経が圧迫されると太もも前面にしびれ症状や範囲がはっきりしない痛みが出てきます。

②閉鎖神経(股関節の内側と通る神経)

続いて閉鎖神経です。閉鎖神経は股関節の内側を走行しており、恥骨筋や内転筋の運動支配、太ももの内側~膝にかけての皮膚感覚を支配します。

こちらの神経も、恥骨筋や内転筋などの筋肉が過緊張状態となることで、絞扼され鼠径部~膝の内側にかけて不快感や疼痛が出現します。

③坐骨神経(股関節の後面を通る神経)

最後に坐骨神経を紹介します。テレビなどで坐骨神経痛などで馴染みのある神経ですね。

この神経は股関節を後面を通り、臀部からもも裏の知覚を支配します。
坐骨神経は梨状筋の間を走行しており、なんらかの原因で梨状筋が強張ることで臀部~もも裏にかけて神経症状が出現します。

以上、股関節周囲の神経について紹介していきました。この神経症状について重要なのは、どこかほかの部位の筋力低下が起こり、その代償として神経周囲の筋肉が過緊張状態になり、神経症状をきたすということです。

普段からトレーニングやストレッチを行うことが重要ですね!
以上参考になれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました!


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