膝関節周囲の靭帯の安定性について
おはようございます!ジョイントフィットネストレーナーの中尾量です。
今回は膝関節周囲の靭帯について紹介していきます。
膝関節の周囲には様々な靭帯があり、それぞれが機能することによって安定性が保たれています。
今回の記事が参考になれば幸いです。よろしくお願いします!
膝の周囲には主に4つの靭帯がある
膝の周囲には様々な靭帯がありますが、今回は4つの靭帯
①前十字靭帯②後十字靭帯③内側側副靭帯④外側側副靭帯
について紹介していきます。
①前十字靭帯→脛骨の前方移動を制限している
まずは前十字靭帯について紹介していきます。こちらの靭帯は大腿骨の関節を形成する場所から脛骨(すねの骨)に向かって、後ろから前に走行している靭帯です。
機能としては、脛骨が前にずれないようにブレーキとしての役割を担っております。
②後十字靭帯→脛骨の後方移動を制限している
続いて、後十字靭帯ですが、こちらは前十字靭帯と走行が逆で大腿骨の膝関節を形成する部分と脛骨の間を前から後ろに走行しています。
なので、前十字靭帯とクロスするような形になっています。
こちらの靭帯は脛骨が後方へとずれないようにブレーキをかける役割があり、このことは膝を曲げる際に過剰に脛骨が後方へずれないように役立っています。
③内側側副靭帯→膝の外反を制限している
内側側副靭帯ですが、こちらは膝の内側を走行している靭帯で膝が過剰に外旋(外にねじれる)のを防いだり、外反(内側にクの字に反ってしまう)ことを防ぎます。
内側側副靭帯はバスケやサッカーなどで過度に膝が捻じれた時に損傷しやすいといった特徴もあります。
④外側側副靭帯→膝の内反を防いでいる
外側側副靭帯は内側側副靭帯と対になっている靭帯で、膝の外側を走行しています。こちらの靭帯は膝が過度に内旋(内側にねじれる)を防いだり、内反(外側にクの字に反ってしまう)ことを防ぎます。
以上、膝関節の靭帯について紹介していきました。このように、膝は前後左右の靭帯によって安定性を担保されています。
今回の記事が参考になれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました!