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茶道具

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みた…きいた…つかった… 道具好きならではの。
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記事一覧

稽古の茶道具

床  開門多落葉 花  初嵐椿 花入 柑子口 備前焼 香合 仁清写 鴛鴦 急に冬がやって来…

茶事の相談

来月半ばに「稽古茶事」をする、茶妹が相談に来ました。 茶入を何にするか、迷っているとか~ (…

稽古の茶道具

床  楓林紅色寒 花  つわぶき 花入 旅枕 萩焼 香合 富士山形 子供の頃から、富士山を…

稽古の茶道具 棗

今週、菊尽くしの道具での稽古。薄茶器も蒔絵の菊ばかり使って来たので、違う品を使う事にー …

稽古の茶道具 茶碗

さて「炉開き」の取り合わせが、漸く決定しました。 菊尽くしとしましたが、茶碗を仁清・乾山写…

炉開きの…

炉開きには、隔年で目出度い語句・教えと成る禅語を交互に使います。 今年は禅語、さて何をと…

茶道具の作者

画像の水指、どうやら丹波焼き?(わっ菱形は珍しい!)とヤフオクで落札しました。 失敗でした。普通水指などは釉薬の掛かっている部分を、手前・正面に据えます。 ところがコレは、釉薬を横に掛けています。水屋に置くと社中はほぼ全員、クスリの垂れた所を正面にします。 そうすると、蓋の摘まみが怪しい位置に。一寸捻っただけの、簡単な摘まみなので扱い難い。 まあ釉薬を横にしても、蓋は取り難いのですが~ (この作者、お茶を知らないね。点前する人の事、考えていないもの) 断定しました。

稽古の茶道具

裏流では、棗を使い濃茶をする点前が二つ有ります。大津袋と包み帛紗です。表流の様に、棗を仕…

今週の茶道具

床  払子画賛    なにもかもはらいつくせば    いらぬもの 花  残花 花入 竹一重切…

丸の内静嘉堂「眼福」展

開始から1ヶ月くらい経ったので、少しは落ち着いた頃かと、出掛けてみました。 未だ朝一に20…

名残

十月の稽古場は、どこを訪ねても渋い道具が溢れています。ただしそれが行き過ぎて、暗く汚なら…

神無月に

大学で神道を学ぶ男子が、知人の紹介でやって来ます。私の悪名を聞き付け、会いたいとの申し入…

茶道具の基礎知識

この棗に似た香合「白粉解オシロイトキ」と言う形です。 元来化粧道具の形からの、名称でしょう…

茶の湯稽古場から

床  長安一片月 花  藤袴・時鳥・薄 花入 砧形  香合 雁蒔絵 床は漢詩で「萬戸打衣声」と、続きます。長安の夜空に、細い月が掛かっている。戦地にいる人を思い、布を柔らかくする為、砧で打つ音があちこちから~ 花入はずばり、その砧形。志野焼・加藤 健氏作。今は無い小田急百貨店で、40年以上前頃購入。 香合の雁。中国古典では、手紙を運ぶ鳥とされて来ました。 ややこしい故事がありますが… また雁は秋に来て春帰るので「ニ季鳥ニキドリ」とも、呼ばれます。