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茶の湯稽古場から

床  長安一片月
花  藤袴・時鳥・薄
花入 砧形 
香合 雁蒔絵

床は漢詩で「萬戸打衣声」と、続きます。長安の夜空に、細い月が掛かっている。戦地にいる人を思い、布を柔らかくする為、砧で打つ音があちこちから~

花入はずばり、その砧形。志野焼・加藤 健氏作。今は無い小田急百貨店で、40年以上前頃購入。

香合の雁。中国古典では、手紙を運ぶ鳥とされて来ました。
ややこしい故事がありますが…
また雁は秋に来て春帰るので「ニ季鳥ニキドリ」とも、呼ばれます。