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違いを楽しみ、美味しく食べたいな

たこ焼き(たこやき)
小麦粉の生地の中にタコと薬味(桜えび、天かす、ネギ等)を入れて直径 3-5cmほどの球形に焼き上げた郷土料理。

玉子焼(たまごやき)別名:明石焼(あかしやき)
鶏卵、浮粉(うきこ)や沈粉(じんこ)と呼ばれる小麦でんぷん、小麦粉、タコのみを材料に球形に焼きあげ、お出汁につけて食べる軽食。

兵庫県明石市の郷土料理で、地元以外の地域では、卵を調理した卵焼きと区別するため、明石焼(あかしやき)と呼ばれることが多い。

ラジオ焼き
たこ焼きの元となった、スジ肉を具材として小麦粉を主体とする生地に入れ、丸く焼いた軽食。
ラジオ焼きといえば大阪の会津屋と言うお店を思い浮かべます。

タコではなく牛スジ


大阪の家庭には大抵たこ焼き器があります。
もちろんうちにもあり、私と妹が小・中学生の頃は結構な頻度で晩ごはんでたこ焼きを食べてました。
妹とワイワイ言いながら鉄板に油塗って、生地入れてタコ入れてとやってるのを父と母は眺めてました。
早くひっくり返したくて返し針を持って待ってたのを思いだします。

プロではないので毎回生地の具合が違ってて硬めだったり柔らかめだったりでした。
生地を作るのを手伝うのですが小麦粉に少しづつ水を加えていき、卵も入れて混ぜていくだけの作業なのにこれがなかなか難しいんです。

柔らかめだとキレイな丸にならなくて大変でした。焼き上がっても皿に取ろうとしても形をとどめてくれなくてクタァ〜とした状態で全然美味しそうじゃないんですよね。

最初に焼き上がったたこ焼きは晩酌をしていた父に渡すんですが、いつも父はもっとよく焼いてくれと言っていました。
私達はもう焼けてるでと言うのですが父の好みは外側がカリカリになるくらいなのです。
そんなん取って投げても壊れへんでとか、売れてへん店のやったらええんちゃうん、と今思うととんでもないことを言っていましたね。
それでも怒らずたこ焼きをアテにして飲んでいました。

うちでたこ焼きをする時はソース。そのソースもウスターソースにマヨネーズとケチャップを加えてオリジナルなもの作っていました。

父も私達もそのソースを使っていましたが母だけはお醤油をちょんちょんと落として食べていました。
うちのたこ焼き器は一度に20個出来上がるのでソースだとしつこい、醤油のほうがあっさりしてて良いんだと言ってました。

たこ焼きと言えばソースだと思っていましたが今はお店でもソース以外で提供してくれるところも増えてきました。
圧倒的にソースが多いですが醤油、ポン酢、塩など色々です。
また、生地自体に味がついているものもありそれは何もつけずそのまま食べます。

半円にくぼんだ鉄板を使用して焼くという点では同じですが玉子焼き(明石焼き)とたこ焼きは全く別物です。
ソースをかけるたこ焼きと違って玉子焼きはお出汁につけていただきます。
最近は外側をカリッと焼いたたこ焼きをお出汁につけて食べるというものもあります。

決定的に違うのは玉子焼きは名前の通りたこ焼きより玉子の量が多く生地に使われており、ふわんと柔らかいんです。お出汁につけて口にすると優しい味がします。

たこ焼きはお皿や船に乗せますが、玉子焼きは傾いた板に乗せて提供されます。
これも大きく違いますね。

その時の気分でどれを食べるか、何をつける(かける)か色々試してみてください。

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