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座興に非ず2


詳細は伏せますが今年も上野へ出向く用事があり行ってまいりました 上野の駅は北の玄関口と呼ばれる通り東北の人間が上京の際も帰郷の際も通過するので この地にそれぞれ希望や不安や特別な思い出を抱えていたりします RPGでいうとヤバめのダンジョン最深部の手前におかれた回復の泉 セーブポイントに近い趣です 津軽からやってきたこのおれもここへくるといまだにドキドキして おなじみの不整脈のハネさえなんだかフレッシュに思われました

こうしたイメージは戦前から変わらないようで 地元のユーウツな先輩は上野駅を 東北農村の魔の門 と呼んでいます
八十五年前に書かれた『座興に非ず』という短編を読んでみてください 10分かからず読めます
青空文庫で読めます

彼の著作の中にはおれの生まれた村や親戚が登場する話もありとにかく強烈な同郷のシンパシーがあって身内の目線で読むので 全然いい話じゃなくても正直すきです
それで上野駅に来るたびにこの話を思い出します

申し遅れました 蓮っていいます 目黒区にいるので最近は目黒蓮と呼ばれることが多いです おれが暮らす最高の街から東横線沿いがかなり気に入っててすきですが 上野も風情があって素敵だなあ 2025年からこちら側の用事が増えるのでたのしみにしています

泥の中に生えながらその濁りに染まることなく美しく咲く蓮の花 おれはいつもそのようにありたいと思っています 最近 なんでかぶいて生きてんだろなってヤマイってたんですけど 不忍池の枯れゆく蓮を眺めるうちに まあかぶきたいうちはかぶかせてくれって気になりました
物心ついた頃にはかぶいてた 骨の髄までかぶき者 勝手にかぶけ 座興じゃねえんだ かぶくって決めたんだったら何言われたって後ろ指さされたって上等だって言ってかぶき通すしかない ださいと言われようがしょぼいと言われようが  んじゃてめーのクールを表現してみろって 座興じゃねーんだよってつっぱる 命の限りかぶく お道化る
時が来たならばちゃんと花が咲きそして黙って 褒められても褒められんでも すべきことをして黙って去っていく

えー 夏に咲く蓮がみたいな 次の夏が待ち遠しいな🪷
どなたでもお誘いください すみません おれは人との関わり方というか ルール⁇作法⁇がわからないだけでこんなことになってます 不器用なだけで ほんとは心やさしい かなしきモンスターなんです えー とわいえまあこちらも貧乏暇無し葡萄は種無しと云ふ奴なので 予定も些か流動的ですから 相談の上でよろしくおねがいしますね

あーうける さてさていつまで笑っていられるんだろうか 笑ってんのか笑わされてんのか まだ敗退していないぞ なに一つ諦めていないし 虫食われた肉体になってもたたかい続けるってば おーい!まだいけるか? おれが隣で顔あげてって言えば まだやれるかい やってやろうぜ!
まずは、アパアトの部屋代を支払わなければならぬ

愛の時代 おれたちの2024 無限

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